5月最終日に《編集後記》を書くようになったのは、振り返ってみれば2016年発行の第7号からです。以来ずっと「ほんとうは《編集後記》、本体の最終ページにでも入れておいたほうがPR効果あるのに」と思ってはいるものの、しかし、今号でもまた5月最終日にネット上にて。
誌面のミニマル化も前々号以降極まりまして、もう誌上には必要最小限の情報以外、寄稿作品(写真含む)と唯一の自由解放区=《参加者のVOICE》のみしか掲載していない風体となりまして、それは望んでのことなのですが、しかし今回お取り扱い書店様を廻っていまして、ふと、他の御本とともに陳列していただいている様子を虚心に眺めて、「ほんとうに何の本なんだかよくわからないルックスだな」とも。鼓膜の奥のほうから「帯とか付けたほうがわかりやすいし売れるよ」という、何人もの賢者様からかつてたびたび受けたアドバイスが耳鳴りのように...だが、しかし(以下略)。
第13号なので、「13」という数字から連想される雰囲気を醸した1冊になるかと思いきや、そんなことには(ほぼ)微動だにしない寄稿者様の作品が集まった充実号となりました。写真家・千賀健史さんのヴィジュアル、とくに表紙は...私(発行人)は「桃が燃えてたりして、これは不穏だ」と思っていたら、各所で「きれいな写真ですね」と褒められたり。太田明日香さんのデザインも、テキストの読みやすさを第一になされたミニマルさで、ほんと、お二人には感謝しております。
寄稿者&寄稿作品については当サイト(とnote)に1作ごと紹介致しましたので、ぜひお目通しください。明日(6月1日)にはすべてにワンクリックで繋がる《ウィッチンケア第13号のまとめ》をアップします。毎年、これが仕上がると次号への潜伏期間に入っちゃうことが多くて...もちろん新たにお伝えしたいことがあれば更新致します。あっ、この時期、わりと動いているのはTwitterなので、ぜひチェックのほどよろしくお願い致します。
第13号の在庫状況については5月27日の当サイトで報告しましたが、嬉しいことにその後も追加注文などいただき、手元には心許ない数しか(来月中に一度、取次会社と打ち合わせをしてきます)。それで、現状ではおそらく一番在庫豊富なのがアマゾン様だと思います。お近くの書店で見つけられなかったかたは、ぜひアクセスしてみてください!
それでは、今日明日をひと区切りとして、今後は第13号の販売促進活動と併行しつつ、よりヴァージョン・アップした次号に向けて動き始めようと思います。紙代もクロネコヤマト様も値上がりして、ほんと、フィジカルな本には難題山積ですが...頑張ります。でっ、こういうときの1曲は……今号編集作業中の訃報で個人的に一番厳しかった人の、一番好きな曲で。