2022/03/30

いくさ(ノベライズ・ウィッチンケア第12号)

 今年で7回目の「きちゃった」なんですけれども、最近はどうなの?

やっぱり、きたか。嬉しいんだけど、でもさすがに令和4年の世情だと、こーゆーアポなし行為はどうなんだろう〜。って去年も同じようなこと書いた記憶があるんだけれども、まあウィッチンケアの最新号を持ってきてくれたんだから、ありがたくいただきますよ。

「なんだかまた総理大臣が替わって、戦争も始まっちゃって、今日の東京の感染者数は先週より3000人も増えて...でも今年も桜は咲いて」
「まったく、びっくりだよね。まさか21世紀が四半世紀経つって時期に、市街戦の映像を見るなんて。それにしてもウィッチンケアは今年で第12号? 2010年4月1日創刊だから、けっこう長く続いてるんだね」
「今号もすでに、取次さんを介して書店さんに配本済み。さらに、今号からは独立系の本屋さんとの直取引が増えて、ずいぶん手に入れやすくなってるはずなんだ」
「営業、頑張ってるんだね。オレ、根っからの編集者体質だから、校了したらもう次号のこと考えてるけど」
「次、第13号だよ。なんか、13って数字にふさわしいのをつくりたい気も...って、まずは第12号をしっかり読者に届けなきゃ。それが私の使命。だから、隅から隅までちゃんと読んでね。読まなかったら殺しにくるからね」
「その『殺す』ってのも、いまの時代どうなの? でも、まあわかった。ちゃんと読みます」

いつものように彼女は去った。僕はウィッチンケア第12号をじっくり読み始める。



表紙の雰囲気、がらりと変わった。ロゴ、そしてエディトリアル面での変化は新たに今号を手がけたデザイナー・太田明日香の、余白を活かした美意識に支えられている。これまで扉ページにあった写真は目次の後に配され、クレジットは「写真 白山静」と。NIKONが主宰する《NICO STOP》で「青の写真家」と評されている、1998年生まれの白山静を起用するとは、この本の編集者はいったいいくつなんだろう。そして前々号まであった「すすめ、インディーズ文芸創作誌!」っていうキャッチフレーズはまたもやなく、これはきっと「インディーズ」とか「オルタナティヴ」とかみたいな、「○○に対する」的な〈誌としての姿勢〉からは完全に方向転換をした証左なのかもしれない。

〈もくじ〉は前号では〈目次〉と漢字だったが、だが、その変化よりも驚くのは寄稿者数。42の人名が2段組みの同じ大きさで並び、各名前の下に掲載作品のタイトル。作品名より人の名前が上なのは、創刊以来変わっていないが、しかし前号(32名)より10名増...編集者はこのコロナ禍、いったいどこで新たな人と知り合ったのだろうか。

今号のトップはトミヤマユキコ。つい最近元TBSの女性アナウンサーがいわゆる「スピ」がらみでネット案件だが(...心配)この一篇の「スピり」とはどんなものなのだろう。続いての矢野利裕は評論と言うよりエッセイに近い語り口で「シン・エヴァンゲリオン劇場版」にも言及している。ふくだりょうこはこれまでと違いSF的な未来小説を発表した。武田徹はマンディアルグの小説がらみで意外な一面を披露。初寄稿の長井優希乃はあっこゴリラ、三原勇希との共著「令和GALSの社会学」でも語られていたマラウイでの体験記を。カツセマサヒコの小説には男友達同士の微妙な心理が描かれている(「往路」はカローラクロス特設サイトで読めます)。インベカヲリ★は希死念慮についての極私的な考察と自身の変化について。木村重樹は自動車旅行にいまはなき友人たちとの思い出を絡めた一篇を。姫乃たまは穏やかな夫婦生活にふと訪れた翳りを繊細な筆致で。マサチューセッツからの初寄稿者ジェレミー・ウールズィーはPMC(アメリカの知的職業階級)についての考察を。自由律俳句ユニット「ひだりききクラブ」を出雲にっきとともに主宰する初寄稿のすずめ園はこれまで黙していた過去について初めて語った。武田砂鉄の疑似インタビューでは聞き手の素性がついに明らかに。初寄稿の青柳菜摘は自身が関わる書店での実験的な試みとその幽玄な波紋について。長谷川町蔵の今作は東京都町田市から離れ成田さらにフランスへと。初寄稿のスイスイは女友達同士の深淵でエターナルな友情小説を。仲俣暁生はひとり暮らしと母親の本についての思い出を綴った。初寄稿の蜂本みさは田んぼアートをめぐる青春小説を。柳瀬博一は小さな町にある個性的な書店についての一篇。野村佑香は機知に富んだコロナ禍での家庭生活を振り返る。長谷川裕は愛犬ルークと散歩しながら近隣の町の歴史を探る。美馬亜貴子はいわゆる「推し」について語句解説も交えて小説化。発行人多田洋一の今作は、これは“時代小説”だとの先入観で読んで欲しい。初寄稿のはましゃかはマルチな才能を発揮したハードボイルドテイストな小説を。やはり初寄稿の武藤充は甲賀武田家に連なる武藤家四五〇年の歴史を町田の変遷とともに語る。宇野津暢子は友人の市会議員立候補での戦いを記録として残す。柴那典はデジタル技術の発達がもたらす未来を独自の視点で分析。初寄稿の山本莉会は旧仮名遣いを交えて芥川龍之介を現代に降臨させた。宮崎智之は現実と妄想が交錯したかのような物書きが登場する掌編小説を。久山めぐみは佐藤寿保監督の映画作品を壁に注目して読み解く。吉田亮人は単著上梓を機とした「書くこと」についての思いを言葉にした。藤森陽子は愛着のある甘味処からジェンダーフリーについても思いを馳せる。中野純は大好きなセミについての偏愛ぶりを露わにした。かとうちあきはアベノマスクへの思いも交えた恋愛小説を。荻原魚雷は自身と将棋とのこども時代からの関係性についての一篇。東間嶺は今回は小説ではなく戯曲でネット時代の闇を描く。我妻俊樹は独自な語り口での動物園についての奇譚。久保憲司は関西弁を駆使してデヴィッド・ボウイやアンディ・ウォーホルも登場する小説を。ナカムラクニオは岡倉天心との妄想インタビューを創作した。清水伸宏はメタバースの時代だからこそリアルに感じられる小説を。朝井麻由美はさりげない筆致でメディア業界の旧態依然とした体質を一刺し。谷亜ヒロコはかつて大好きだったテレビに愛を込めて決別宣言か。小川たまかの一篇は今号のトリにふさわしい「女優」についての物語。

42篇の書き下ろし後に、今号に関わった人のVOICEを掲載。その後にバックナンバー(創刊号~第11号)を紹介。新たにQRコードをつけたのでWitchenkare STOREでその場で購入できるとは、世の中便利になったものだ。……こんなに読み応えのある本が、じつは少し値上げして(本体:1,500円+税)でして、みなさまごめんなさい。小誌を続けていくためのこととご理解くだされば嬉しく存じます。

それで、今回もまた繰り返すしかないのだが「ウィッチンケア」とは、なんともややこしい名前の本だ。とくに「ィ」と「ッ」が小文字なのは、書き間違いやすく検索などでも一苦労だろう。<ウッチンケア><ウイッチンケア><ウッチン・ケア>...まあ、漫才のサンドウィッチマンも<サンドイッチマン>ってよく書かれていそうだし、そもそも発刊時に「いままでなかった言葉の誌名にしよう」と思い立った発行人のせいなのだから...初志貫徹しかないだろう。「名前変えたら?」というアドバイスは、ありがたく「聞くだけ」にしておけばよい。

そしてそもそも「ウィッチンケア」とは「Kitchenware」の「k」と「W」を入れ替えたものなのだが、そのキッチンウェアはプリファブ・スプラウトが初めてアルバムを出した「Kitchenware Record」に由来する、と。やはりこのことは重ねて述べておきたい、とだんだん話が袋小路に陥ってきた(というか、いつも同じ)なので、このへんにて。

2022/03/26

ウィッチンケアを手に取れる書店

こんな時代に紙の媒体で、しかもほぼ縦書きテキストな文芸創作誌「ウィッチンケア」。そもそも誌名からして横書きチックでロゴもアルファベットなんですけれども、それでも第12号は“書店”でしか入手できないものとして世の中に流通し始めました。

ウィッチンケアはISBNを取得しています。ですので、お呼びがかかれば全国の書店に馳せ参じる心持ちではあります。しかし一人出版者(not社)の発行物がユニバーサルに引っ張りだこなわけもなく、ご理解をいただいた書店様と少しずつでも繋がりを持ってサバイヴしていくのが身の丈に合っている、と発行人は現在考えています。

これまでも取次会社を経由して、世界のアマゾンを始め、全国展開する書店の主要な店舗にも置いていただいております。嬉しいことに、今号はお取り扱いいただける独立系の書店も増えつつあります。

ネット上でコンテンツは確認できますが、やっぱり、ちょっと手に取って「こんな感じなんだね」とフィジカルにも興味を持ってほしいなと思い、現時点での(おもに直取引での)取り扱い書店をまとめてみました。発行人自身すべて把握しているわけではないので、記載できていない書店がありましたらごめんなさい(連絡いただければ逐次更新します)。

それでは、北→東→西→南(...でいいのか?)な感じで、おもにTwitterで。

【秋田県】

乃帆書房


【東京都】

双子のライオン堂
古書ビビビ
本屋B&B
BOOKSHOP TRAVELLER
タコシェ
マルジナリア書店
本屋 title
BOOKSルーエ
BREWBOOKS
百年の二度寝
書肆スーベニア
平井の本棚
旅の本屋のまど
早春書店
コ本や honkbooks
古書 音羽館


【神奈川県】

生活綴方


【千葉県】

本屋lighthouse


【京都府】

開風社 待賢ブックセンター
ホホホ座浄土寺店


【大阪府】

犬と街灯
FOLK old book store
blackbird books


【兵庫県】

1003 books


【奈良県】

とほん


【広島県】

ホリデイ書店


【愛媛県】

本の轍


【香川県】

本屋ルヌガンガ

みなさま、ぜひお近くの書店で実物の本を目にしてみてください!


ウィッチンケア第12号(Witchenkare VOL.12)
発行日:2022年4月1日
出版者(not社):yoichijerry(よいちじぇりー)
A5 判:252ページ/定価(本体1,500円+税)
ISBN::978-4-86538-128-3 C0095 ¥1500E
画像

【寄稿者/掲載作品】
006……トミヤマユキコ/わたしはそろそろスピりたい
010……矢野利裕/時代遅れの自意識
016……ふくだりょうこ/死なない選択をした僕
020……武田徹/レベッカに魅せられて
024……長井優希乃/牛の背を駆け渡る
030……カツセマサヒコ/復路、もしくは、ドライブ・ユア・カー
040……インベカヲリ★/希死念慮と健康生活
044……木村重樹/2021年「まぼろし博覧会」への旅──鵜野義嗣、青山正明、村崎百郎
050……姫乃たま/クランベリージュース
054……ジェレミー・ウールズィー/PMCの小史
058……すずめ園/人間生活準備中
062……武田砂鉄/クリーク・ホールディングス 漆原良彦CEOインタビュー
068……青柳菜摘/ゴーストブックショップ
072……長谷川町蔵/Bon Voyage
080……スイスイ/わたしはその髪を褒めれない
086……仲俣暁生/青猫
092……蜂本みさ/イネ科の地上絵
098……柳瀬博一/2つの本屋さんがある2つの街の小さなお話
104……野村佑香/渦中のマザー
108……長谷川裕/ふれあいの街 しんまち
114……美馬亜貴子/きょうのおしごと
120……多田洋一/織田と源
132……はましゃか/穴喰い男
140……武藤充/日向武藤家の話
144……宇野津暢子/秋田さんのドタバタ選挙戦
148……柴那典/6G呪術飛蝗
154……山本莉会/ゴーバックアゲイン龍之介
160……宮崎智之/オーバー・ビューティフル
168……久山めぐみ/壁の傍
172……吉田亮人/撮ることも書くことも
176……藤森陽子/おはぎとあんことジェンダーフリー
180……中野純/完全に事切れる前にアリに群がられるのはイヤ
186……かとうちあき/鼻セレブ
192……荻原魚雷/将棋とわたし
196……東間嶺/「わたしのわたしのわたしの、あなた」
202……我妻俊樹/雲の動物園
208……久保憲司/マスク
216……ナカムラクニオ/妄想インタビュー 岡倉天心との対話──「茶の湯」という聖なる儀式について
220……清水伸宏/つながりの先には
228……朝井麻由美/ある春の日記
232……谷亜ヒロコ/テレビくんありがとうさようなら
236……小川たまか/女優じゃない人生を生きている
246……参加者のVOICE
251……バックナンバー紹介

編集/発行:多田洋一
写真:白山 静

Instagram:https://www.instagram.com/oriondayo_/
Art Direction & Design:太田明日香
取次:株式会社JRC(人文・社会科学書流通センター)
印刷/製本:株式会社シナノパブリッシングプレス


〈2010年4月創刊の文芸創作誌「Witchenkare(ウィッチンケア)」は今号で第12号となります。発行人・多田洋一が「ぜひこの人に!」と寄稿依頼した、42名の書き下ろし作品が掲載されています。書き手にとって、小誌はつねに新しい創作のきっかけとなる「試し」の場。多彩な分野で活躍する人の「いま書いてみたいこと」を1冊の本に纏めました!〉


2022/03/22

ウィッチンケア第12号のフライヤーです

 ウィッチンケア第12号のフライヤー(カラー/モノクロ)をアップします。今号は「縦書き紙媒体」を意識して新聞テイストにしました。制作はデザイナー・太田明日香さん。どなたさまでもいかようにでもご利用ください!





2022/03/20

デザイナー・太田明日香さんについて

    ウィッチンケア第12号の装幀は太田明日香さんにお願いしました。太田さんは1995年生まれ。エディトリアル・デザイナーとして紙媒体の企画/制作を手がけるだけでなく、写真家としても第17回写真「1_WALL」にて審査員奨励賞(飯沢耕太郎選)を受けるなど、多岐に渡って活躍しています。

私の印象としては「白のデザイナー」とでも言いましょうか、とにかく装飾(=“足し算”)でデザインを組み立てていくのではなく、必要な素材(小誌の場合はなによりもテキスト)を最大限活かすために、的確なフォントと余白(=“引き算”)を選んでいく、というスタイルのクリエイターだと感じました。公式サイトを見ても、とにかく白い! 「青の写真家」白山静さんと「白のデザイナー」太田明日香さんにビジュアルをお任せした今号は、ですので、とっても清々しい見栄えとなりました。

私はデザインの専門家ではないけれど様々な紙媒体で仕事をしてきました。ものによってはクライアントから「見出しをもっと大きく」「インパクトのあるものに」なんて注文もあり、せっかくいい感じにデザインされたものに「んじゃ、ゴチックのキンアカでいいじゃん!」ってな判断をしたことも。なんといいますか、人のセンスはそれぞれなんですけれども、なにかを一緒にやろうってときには、相性は大事ですよね〜。

でっ、小誌は「文芸創作誌」を名乗っていまして、これは「文」に「芸」のある人が「創作」したテキストを「誌」として纏めたもの、としているのですが、あっ、そうだ、今号でもある寄稿者と「ここは『日差し』にしますか? それとも『日射し』なんてどうでしょう?」なんてやりとりをしたことを思い出しまして、ここで「差」よりも「射」を選ぶということも充分に「創作」(=テキストのデザイン)の範疇だと私は思うんです。ですので、これを紙上で表現する場合は、その文字選びがきちんと反映された形をとれば、それが一番なんじゃないか...ここにさらに屋上屋を重ねるような意味が発生しちゃうエディトリアル的なアイデアは不必要なのではないか、と。ええと、なに言ってるかわからない話ですね、スイマセン。

(余談ですが、グーグルで「太田明日香」さんを検索すると、トップで出てくるのが「1982年兵庫県淡路島生まれ。作家、ライター」の太田明日香さんなんですよね...)

太田さんを私に紹介してくれたのは第5号からの寄稿者・東間嶺さん。昨年の緊急事態宣言がそろそろ終わるかという時期に、東間さんが最近活動拠点のひとつにしている東京都町田市の外れに位置する共同スタジオ『アトリエ・トリゴヤ』の内部一区画を改装したアーティスト・ラン・スペースであるオルタナティブ掘建て小屋『ナミイタ-Nami Ita』でお目にかかりまして、それが最初の打ち合わせ。もう、ほんとうにこんな手間のかかる仕事をお引き受けくださり、感謝です!


そのさい、東間さんが撮影してくれた写真がありますので、記念として掲載します。このファッションセンスの違い。ちょっと、自分が↑で書いた「なにかを一緒にやろうってときには、相性は大事ですよね〜」という一文に自信が持てなくなってきたw。...それはともかく、「良いデザイナーいないかな?」とお考えの出版関係の皆様、ぜひ太田明日香さんと連絡をとってみてください!

http://suiom.com/work/

https://www.instagram.com/askaota/


※ウィッチンケア第12号、アマゾンでも予約開始しています。
https://amzn.to/34hqFU0


2022/03/15

写真家・白山静さんについて

  ウィッチンケア第12号に掲載するすべての写真は白山静さんの作品です。白山さんは1998年生まれで、ご自身のTwitterには、以下の一文が。

「やっぱり、どうしても、絶対、アオなの𓂃𓂃𓂃𓊝𓄹𓄺𓂃𓂃𓂃」




小誌は第9号以降、寄稿作(テキスト)以外のほぼすべてが、写真家の作品発表スペース(紙のギャラリー)となるようなレイアウトに変更しました。vol.9の菅野恒平さん、vol.10の長田果純さんvol.11の岩田量自さんに続き、今回はどなたにお願いしようかと、昨年の秋以降、40人ぐらいの写真家の作品をネットや紙媒体で拝見しました。

私は写真の専門家ではないけれど、20代後半〜30代半ばまでは雑誌、それも「とにかくヴィジュアル(写真)が一番大事」って感じな出版社の仕事を数多くやっていました。港区界隈のエージェントから外国人モデルのコンポジットを取り寄せてセレクトし、スタジオに籠もったりロケに出たり...いま思い返すと、オレほんとうにそんなことしていたんだっけ? みたいな世界ですが(遠い目)。

「ウィッチンケア」では、なによりも個性的な作風の写真家にヴィジュアルを担ってほしい、と考えています。発想としては、↑(仕事時代)にお世話になった方々のように「きっちりやってもらう」というよりも、自由な感じで素のまま、好きな世界を見せてもらいたい、と。

でっ、今回様々な写真家の作品を拝見していちばん印象に残ったのが、NIKONの主宰する「NICO STOP」(「写真がもたらす豊かさ」をテーマに写真やカメラを楽しむための情報を発信しているWEBマガジン)の《「青の写真家」が描く淡くやさしい世界 – オールドレンズとレタッチによる表現の仕方》という記事で知った白山さんでした。Twitterとインスタグラムも拝見すると、とにかく青い。青の美しさに惹かれているのだということが伝わってくる作品ばかり。
 
(余談ですが、グーグルで「白山静」さんを検索すると、トップで出てくるのが「仮面ライダーフォーゼ」の宇宙鉄人/人間態は女性の姿、なんですよね...)

狐につままれれた気分でもう少しネットで調べて、どうやら女性らしい、私よりかなり若いらしい、Twitterに中央線沿線の喫茶店のことなども書いているから東京近辺にお住まいの方らしい、くらいの情報をもとに、意を決してインスタグラムで連絡をとってみたのが、昨年の10月25日。見本誌送付などのやりとりを経て、関東某所(拙宅から200キロ!)でお目にかかったのですが、とにかく青いセーターが似合っていました。

その後、デザイナーの太田明日香さん、印刷会社の担当者も交えた打ち合わせを新宿でおこない、掲載写真が決定して...。

というわけで、小誌第12号のビジュアルは「青の写真家」こと白山静さんの写真に支えられています(大感謝!)。ほんとうは全作品をカラーで掲載できればよかったのですが、誌面の都合でゴメンナサイ。白山さんの写真をもっと堪能したい方は、下記の白山静さんのサイトへも、ぜひ!

【Twitter】

※ウィッチンケア第12号、アマゾンでも予約開始しています。



2022/03/12

ウィッチンケア第12号校了!

本日午後、ウィッチンケア第12号無事校了となりました。寄稿者、制作関係者、そして読者のみなさま、ありがとうございました。みなさまあっての小誌、と今回もあらためて肝に銘じます!



今号は前号よりも40ページ増、寄稿者も10名増えて42作品を掲載しました。書店には早ければ3月26日(土曜日)頃から並び始めるはず。ぱっと見は、どうでしょう。これまでよりふんわり、優しい感じかな。

そして、アマゾンでの予約も、すでに開始しています!

みなさま、どうぞよろしくお願い申し上げます!

★書店関係の皆様、小誌第12号(BNも)のご注文は(株)JRCの下記URL、

またはBOOKCELLER、

にて、よろしくお願い致します。


ウィッチンケア第12号(Witchenkare VOL.12)

発行日:2022年4月1日
出版者(not社):yoichijerry(よいちじぇりー)
A5 判:252ページ/定価(本体1,500円+税)
ISBN::978-4-86538-128-3 C0095 ¥1500E




【寄稿者/掲載作品】~目次より〜

006……トミヤマユキコ/わたしはそろそろスピりたい
010……矢野利裕/時代遅れの自意識
016……ふくだりょうこ/死なない選択をした僕
020……武田徹/レベッカに魅せられて
024……長井優希乃/牛の背を駆け渡る
030……カツセマサヒコ/復路、もしくは、ドライブ・ユア・カー
040……インベカヲリ★/希死念慮と健康生活
044……木村重樹/2021年「まぼろし博覧会」への旅──鵜野義嗣、青山正明、村崎百郎
050……姫乃たま/クランベリージュース
054……ジェレミー・ウールズィー/PMCの小史
058……すずめ園/人間生活準備中
062……武田砂鉄/クリーク・ホールディングス 漆原良彦CEOインタビュー
068……青柳菜摘/ゴーストブックショップ
072……長谷川町蔵/Bon Voyage
080……スイスイ/わたしはその髪を褒めれない
086……仲俣暁生/青猫
092……蜂本みさ/イネ科の地上絵
098……柳瀬博一/2つの本屋さんがある2つの街の小さなお話
104……野村佑香/渦中のマザー
108……長谷川裕/ふれあいの街 しんまち
114……美馬亜貴子/きょうのおしごと
120……多田洋一/織田と源
132……はましゃか/穴喰い男
140……武藤充/日向武藤家の話
144……宇野津暢子/秋田さんのドタバタ選挙戦
148……柴那典/6G呪術飛蝗
154……山本莉会/ゴーバックアゲイン龍之介
160……宮崎智之/オーバー・ビューティフル
168……久山めぐみ/壁の傍
172……吉田亮人/撮ることも書くことも
176……藤森陽子/おはぎとあんことジェンダーフリー
180……中野純/完全に事切れる前にアリに群がられるのはイヤ
186……かとうちあき/鼻セレブ
192……荻原魚雷/将棋とわたし
196……東間嶺/「わたしのわたしのわたしの、あなた」
202……我妻俊樹/雲の動物園
208……久保憲司/マスク
216……ナカムラクニオ/妄想インタビュー 岡倉天心との対話──「茶の湯」という聖なる儀式について
220……清水伸宏/つながりの先には
228……朝井麻由美/ある春の日記
232……谷亜ヒロコ/テレビくんありがとうさようなら
236……小川たまか/女優じゃない人生を生きている
246……参加者のVOICE
251……バックナンバー紹介

編集/発行:多田洋一
写真:白山 静
Instagram:https://www.instagram.com/oriondayo_/
Art Direction & Design:太田明日香
取次:株式会社JRC(人文・社会科学書流通センター)
印刷/製本:株式会社シナノパブリッシングプレス

〈2010年4月創刊の文芸創作誌「Witchenkare(ウィッチンケア)」は今号で第12号となります。発行人・多田洋一が「ぜひこの人に!」と寄稿依頼した、42名の書き下ろし作品が掲載されています。書き手にとって、小誌はつねに新しい創作のきっかけとなる「試し」の場。多彩な分野で活躍する人の「いま書いてみたいこと」を1冊の本に纏めました!〉

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Vol.12 Coming! 20220401

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yoichijerryは当ブログ主宰者(個人)がなにかおもしろそうなことをやってみるときの屋号みたいなものです。 http://www.facebook.com/Witchenkare