《編集後記》を本の巻末にではなくネットに上げるのは「PR効果」と「混ぜ物なし」との匙加減で、みたいなことを前号へのここで書いていました。その気持ちは1年経ったいまもほぼ変わりなくて、本体には必要最小限のクレジットと、写真を含む寄稿作品、そして唯一の自由解放区=《参加者のVOICE》...これ以外の成分はむしろノイズになっちゃうような気がしてならないのだけれでも、あっ、でも認知してもらう(PR)ための仕掛けは、まだまだ考える余地がありそうなので、もう少しない知恵を働かせてみます。
前号が5月末時点で手持ち数十冊、という嬉しい不測の事態だったので、今号は200部ほど多めに刷りました。それで、蓋を開けて(正式発行して)みてちょっと困ったのは、取次経由の注文数が前号より減ってしまったこと。これは、昨今の書店様事情もあるのか、いやいや、純粋に小誌の至らなさか...直取り引きでの書店様への配本数は増えているので、ある程度相殺はできていますが...もうちょっと頑張って、さらにお買い求めいただける方策を模索する所存です(増部数、100でよかったかな...)。
...私事で恐縮ですが、昨年8月から入退院を繰り返していた実母が4月29日に永眠、5月5日に家族葬を行いました。お取り扱い店様へのご挨拶、そして毎号恒例の《寄稿者&寄稿作品紹介》の最中でしたが、なんとか支障をきたすことなく乗り切れてほっとしております。
さて、その42作の《寄稿者&寄稿作品紹介》。明日(6月1日)にはすべてにワンクリックで繋がる《ウィッチンケア第14号のまとめ》を当ブログとnoteにアップしますので、ぜひあちこちいろいろ読んでみてください。なんとなく、人の常で「知ってる名前の人」とか「インパクトのある筆名」とか「気になるタイトル」に目がいきがち...わかります。わかりますとも! でも、「誰が書いているか」「何が書かれているか」だけで小誌を読むのは、もったいないですよ。できましたら「〝誰〟が〝何〟を書いているのか」を気にしながらあちこちいろいろ、知らない名前の筆者の何だかわからない題材の作品なども読んでみると、小誌のおもしろさが倍増します!! どうぞよろしくお願い致します。
それでは、今日明日をひと区切りとして、今後は第14号の販売促進活動と併行しつつ、よりヴァージョン・アップした次号に向けて動き始めようと思います。前号のここでは“紙代もクロネコヤマト様も値上がりして、ほんと、フィジカルな本には難題山積”なんて愚痴って締めてますが、今春の文フリ東京の盛況ぶりを見ても、少し本に対する動向も変化しつつあるのかな、とも。でっ、こういうときの1曲は……この春はこれまで聞き損なっていた日本の音楽をずいぶん聞いていました。ふだんは日本語の歌詞が字を書くのとぶつかって避けてるんですが、なぜかあまり気にならなくて。キリンジ、Perfume、くるり、一十三十一、フジファブリック、リーガルリリー、赤い公園、BUMP OF CHICKEN、ASIAN KUNG-FU GENERATION、PLATINUM 900、サンガツ、matryoshka、舐達麻、Oh! Penelope...などなど、雑多に。一番ぐっときたのはOh! Penelopeでしたが、それよりびっくりぶったまげたのが、これでした(いまごろスイマセン)。