ウィッチンケア第3号からの寄稿者・仲俣暁生さんは今年1月、ご自身が運営する個人出版(軽出版)レーベル《破船房》より「自由について」というエッセイ集を刊行しました。収録されているのは、おもに仲俣さんがこれまで小誌にご寄稿くださった作品からのセレクション。同書については今号(第16号)への寄稿作〈スローラーナー〉でも触れていらっしゃるので、ここで重複するような紹介はしませんが、私(←発行人)としては「雑」な「誌」の中で離れ離れになっていた「大切な記録(記憶)」をリブートさせ、新たなかたちにまとめ上げてくださったことに大感謝! ですし、嬉しい限りであります。


ウィッチンケア第16号(Witchenkare VOL.16) 発行日:2026年4月1日
出版者(not「社」):yoichijerry(よいちじぇりーは発行人の屋号)
A5 判:272ページ/定価(本体2,000円+税)
出版者(not「社」):yoichijerry(よいちじぇりーは発行人の屋号)
A5 判:272ページ/定価(本体2,000円+税)
ISBN:978-4-8-6538-180-1 C0095 ¥2000E
『真夜中の家』は基本的には書評集で、広義のファンタジー作品について論じている。副題のとおり「絵本」が大きな意味をもつが、小説やマンガ、写真集についても幅広く言及がある。カラーの口絵が数葉挟まれていて、その禁欲的ながらも効果を上げる使い方に、当時の私は編集の極意をみた気がした。
この文章を書くために、久しぶりに読み返してみて驚いたことがある。
『自由について』には早くに亡くなった伯母の思い出を書いた文章を二つ収めた。その片方で、ヒルダ・ルイスの『とぶ船』を取り上げた。私にとってもっとも思い出深い本の一つであり、なおかつ、その中身をすっかり忘れていた本として。植田さんの『真夜中の家』にも、この本への言及がある。二十代の私はそのことにすぐ気づいたはずだ。そして、購入する強い動機のひとつにしたはずである。
この文章を書くために、久しぶりに読み返してみて驚いたことがある。
『自由について』には早くに亡くなった伯母の思い出を書いた文章を二つ収めた。その片方で、ヒルダ・ルイスの『とぶ船』を取り上げた。私にとってもっとも思い出深い本の一つであり、なおかつ、その中身をすっかり忘れていた本として。植田さんの『真夜中の家』にも、この本への言及がある。二十代の私はそのことにすぐ気づいたはずだ。そして、購入する強い動機のひとつにしたはずである。
~ウィッチンケア第16号掲載〈スローラーナー〉より引用~
仲俣暁生さん小誌バックナンバー掲載作品:〈父という謎〉(第3号)/〈国破れて〉(第4号)/〈ダイアリーとライブラリーのあいだに〉(第5号)/〈1985年のセンチメンタルジャーニー〉(第6号)/〈夏は「北しなの線」に乗って ~旧牟礼村・初訪問記〉(第7号)/〈忘れてしまっていたこと〉(第8号)/〈大切な本はいつも、家の外にあった〉(第9号& note版《ウィッチンケア文庫》)/〈最も孤独な長距離走者──橋本治さんへの私的追悼文〉(第10号)/〈テキストにタイムスタンプを押す〉(第11号)/〈青猫〉(第12号)/〈ホワイト・アルバム〉(第13号)/〈そっちはどうだい?〉(第14号)/〈橋本治の書物観〉(第15号)
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