イラストレーター/図案家のモノ・ホーミーさんのことを、私(←発行人)は以前からお名前(と作風)だけ存じ上げておりました。仙台の曲線さん、東京のAmleteronさん、名古屋のTOUTEN BOOKSTOREさん、神戸の1003さんなど、個性的な女性店主の独立系書店(いずれもウィッチンケアお取り扱い書店)と関わりの深いアーティスト...ただ、お目にかかったことはなく。それでっ、昨年の秋。私は町田市でのとあるイベントに出店しまして、そのとき小誌第15号をご購入くださった素敵な方がいまして、話を聞くとその方も同じイベントに出店している、と。たしか、名刺交換したのだと思います。それで「あっ、あなたさまが!」ということになり、私もモノ・ホーミーさんの詩画集「頭蓋骨を散歩する」を入手。...というようなご縁で今回、初めてご寄稿いただけることになったのです。


ウィッチンケア第16号(Witchenkare VOL.16) 発行日:2026年4月1日
出版者(not「社」):yoichijerry(よいちじぇりーは発行人の屋号)
A5 判:272ページ/定価(本体2,000円+税)
出版者(not「社」):yoichijerry(よいちじぇりーは発行人の屋号)
A5 判:272ページ/定価(本体2,000円+税)
ISBN:978-4-8-6538-180-1 C0095 ¥2000E
古代ローマというモチーフが世間でもてはやされた理由は、なんとなくわかるような気がする。ラテン語やローマの神々の名が現在に至るまで知的な権威を保っているのは、ローマ帝国がかつて地中海全域からメソポタミアにかけて君臨した時代があったからにほかならない。だからこそ、十四世紀イタリアに乱立していた都市国家はそれぞれの正当性を担保するために、その威信を利用しようと考えた。文芸なり美術なりの作家たちはその輝かしい栄華にあずかって技を競い、自らの名声を後の世まで轟かせようとした。いずれも不思議な点はないように思える。しかし本気で、本物の古代ローマの文化を現実に復興しようというのは、正直言って狂気じみているという感じがしないでもない。なぜペトラルカはこんなにも思い詰めた思想にとらわれてしまったのだろうか。
~ウィッチンケア第16号掲載〈ペトラルカと二人の弟〉より引用~
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