小誌創刊号からの寄稿者・藤森陽子さん。昨年、藤森さんには悲しいことがあって、結果的にそのことについての文章を今号に掲載した私(←発行人)は、罪深い人間なのかもしれません…忸怩たる思い。藤森さんは「BRUTUS」「Hanako」等マガジンハウスの雑誌をメインに活躍するフリーランスのライターです。約30年前には某社での私の担当編集者さんでして、その後、フジテレビ出版の「めちゃイケ大百科事典」「ビストロSMAP」シリーズなどを一緒につくったり...とにかく長いお付き合いなのです。○○さんだった陽子さんが「藤森」さんになって、陽子さんのパートナーである家具デザイナーの藤森泰司さんとも親しくさせてもらいました。本(とCD)の棚をつくってもらったり、音響系エレクトロニカのpele来日時には下北沢SHELTERにいったり、SNSでも「Duncan Sheikの『Far Away』でのBill Frisellのギターいいよね」みたいな話ができたり。その藤森泰司さんは、昨年12月8日に永眠(享年56)。彼の遺志を継いで陽子さんは今年1月にTAIJI FUJIMORI ATELIER inc.(株式会社 藤森泰司アトリエ)の代表取締役に就任...来週には「藤森泰司を偲ぶ会」がとりおこなわれます。
この一篇を書いたことが、藤森陽子さんにとってなにがしかの意味のあることであれば、編集者として心安まります。そしてあらめまして、藤森泰司さんのご冥福を心より祈念いたします。
~ウィッチンケア第14号掲載〈富士の彼方に〉より引用~
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