昨年4月刊行したウィッチンケア第13号に〈せんべいを割る仕事〉という一篇をご寄稿くださった蜂本みささん。同作はなんだか、SNS等の各方面で話題になることが多かった印象があります。割れたおせんべい、飛び散りまくり...もとい「作品の波及度」高し、でございました。蜂本さんは第12号からの参加者。初の寄稿作〈イネ科の地上絵〉は現在《note版ウィッチンケア文庫》にて無料掲載中。「せんべい」でファンになった方、ぜひ「イネ」にもアクセスしてみてくっださいね! さて、そんな蜂本さんの今号への寄稿作〈おれと大阪とバイツアート〉は...私(←発行人)はこの作品を「第14号最大の衝撃作!」と言っちゃいたい気分です。...いや、もちろん発行人としては、もしどなたかに「今号はどの作品がおもしろいですか?」なんて尋ねられたら「全部です。...なにか?」と即答するのですが、しかし「衝撃」という点では...なにしろ、なんの情報もないまま届いたお原稿を初読。文末までテキストを追って、途方に暮れた(正直な感想)。ちょっと待て、これはなにか特定の、たとえば私の知らないゲームとか、あるユニークなのコミュニティグループ内ではコモンなプレイの話とかなのか、と。でっ、作品内のいくつかの言葉をググってみたけれど、埒があかない。これは悔しい。なので頭を真っ白にして(既成概念を取っ払って)、改めてテキストを解読しにかかったのでした。そしたら、俄然この作品の持ち味が魅力的に思えました。言葉が選び抜かれていて、よくわからないこと多々あるのに、どこをどう読んでも、おもしろくない箇所がない~。
↑で「ゲーム」「あるユニークなのコミュニティグループ内ではコモンなプレイの話」みたいな推察をした、と書きましたが、おそらくそれが間違いでした。蜂本さんは、その〝土台〟(「バイツアート」というカルチャー!?)自体を架空設定して、そこから話を進めている(人物を動かしている)のだと思います。私は編集作業はまあまあやれてそうですが、文芸評論的なことはからきしですので、誰か、Help me! よりしっかりした解説をしてくれる方が現れたら、もっと魅力を伝えられるのに。。。
「縫わないとですね」ってお姉さんに言われたんで、きた~ってテンション上がりつつワイルドにってオーダーして縫い目はラフめに入れてもらいました。画像上げるとBANされるんで見たい人はDMください。というわけで、久々の休日を満喫しました。
~ウィッチンケア第14号掲載〈おれと大阪とバイツアート〉より引用~
蜂本みささん小誌バックナンバー掲載作品:〈イネ科の地上絵〉(第12号&《note版ウィッチンケア文庫》)/〈せんべいを割る仕事〉(第13号)
※ウィッチンケア第14号は下記のリアル&ネット書店でお求めください!
https://note.com/yoichijerry/n/n08f19b55d090
【最新の媒体概要が下記で確認できます】
https://yoichijerry.tumblr.com/post/747812865194475520/