2014/05/23

vol.5寄稿者&作品紹介27 山田慎さん

小誌第4号に「レイ・ハラカミの音楽とペリカンのロールパン」を寄稿してくれた山田慎さん。いまは京都在住ですが、今年2月に渋谷のカフェ(というかおいしいパンを供すお店)でいろいろ伺ったところ、東京ではレコミュニ(音楽配信サイト「OTOTOY」の前身)のスタッフで、その当時のネットワークも現在の活動に繋がっているようです。あっ、山田さんは小誌のヒストリーをご自身のブログにまとめてくれまして、これは発行人がときどき参照するほど秀逸ですので、ぜひご一読ください!

山田さんは今号掲載作「日本 音楽 京都」で、現在進行形での京都音楽シーンを幅広く伝えてくれました。たとえば『ボロフェスタ』関連で山田さんが推しているのは、odd eyesホームカミングスHi, how are you? の3組。Hi, how are you? の紹介では<カート・コバーンがTシャツを着たことで、あまりにも有名になったダニエル・ジョンストンの作品名をそっくりそのまま採用してしまった彼ら>とありますが...ちょっとそこのおとうさん、ついてこれてますか? 私も「音楽雑誌の知らないバンド名にわくわくしていたころ」を思い出して、がんばりますとも(苦笑)!!

作品内には他にも「感染ライヴ」、イベントスペースである「メトロ」「世界ワールド」「ナノ」「アバンギルド」、また音楽関連のCD等も取り扱いする書店として「恵文社一乗寺店」「ガケ書房」(この2店は小誌を創刊号からお取り扱いいただいております/大感謝!)が登場しています。ほんとうに情報満載ですので、ぜひ小誌でお確かめください〜。そしていまは<最前線の情報>として記されている数々の固有名詞が、今後普通名詞化していったり、歴史の貴重な記録となったり...。

私自身の京都音楽というと、古くは日比谷野音でライヴに戦慄した裸のラリーズ、そしてここ数年はレイ ハラカミとモーモールルギャバンでしたが、しかし野口が爆死した久津川って、川の名前だと思っていた(どうも駅名らしい)...。今度京都にいったら、本作品と山田さんのつくった「現代関西音楽帖」を手にいろいろまわってみようと思います!

 京都の良さは自転車があれば行きたいところに行くことのできる距離感だと思っている。この距離感というのは東京では感じなかったことで、言ってしまえば「コンパクトな街」なのであるが、人を繋げるには優れた点だと考える。例えば初めて会った人でも知り合いの知り合いだったということは京都ではたまにある。「あの店知ってますか?」「知ってますよ」なんて会話も結構あって、共通の話題が出やすい。
 そして同業のお店、例えばレコードショップなどはライバルではなく、交流関係があることも特徴の一つ。前述した京都レコード祭りに参加すると、そのことを体感できるはず。ライヴハウスも同様で、西院ミュージックフェスなどのサーキットイベントも催されている。小さな街故にいがみ合うことはデメリットであるだろうし、それよりかは共存、もしくは面白いことをやろうという気概のようなものを感じる。学生が多いために、彼らの活気を受けて、元気な年輩の方が多いのかもしれない。
 筆者が京都に越したとき、京都音楽を他県に伝える人が全く居ない状態だった。学生が終わると就職などでバンドが解散することも多いのが京都音楽シーンの特徴。できれば少しでも長く活動してほしい。そして活動している今こそ、多くの人に彼らの音楽を知ってもらえたら。そう思ってスタートしたのが、京都イベント情報を中心に掲載するニュースサイトsweet music。2011年からは音楽評論家の岡村誌野が講師を担当する「音楽ライター講座in 京都」の企画も担当。音楽ライター講座ではbccks にて今の関西音楽作品100枚をレビューした電子書籍『現代関西音楽帖』を無料にてリリースしているので、指南書として役立ててほしい。


ウィッチンケア第5号「音楽 日本 京都」(P0190〜P196)より引用
http://yoichijerry.tumblr.com/post/80146586204/witchenkare-5-2014-4-1

Vol.8 Coming! 20170401

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