2024年のLong Hot Summerはホント身体に堪えましたが、それでも9月末、ようやく朝晩は秋っぽくなってきました。おかげさまで4月1日に発行した「ウィッチンケア」第14号の、取次会社様との精算も終わりまして...そろそろ先へ進むための準備に取りかかろうとしています。
まずはフィジカルな「本づくり」の基礎/土台まわりと、ビジュアルに関わる諸々から。そして、いくつか思案している「新しい試み」の具現化にも、手を付けていこうと考えています。
現時点での最新号(第14号)も明日(10月1日)から販売。今年はこの機に合わせて、期間限定のバックナンバー・セール(20%OFF/在庫有りのみ)もおこなってみようと思います。
・第6号は、主宰者としてわりと大きな決断をした1冊でした。最大の特徴は、第2号〜第5号まで表紙に掲げてきた寄稿者名をなくしたこと。このスタイルは以後も踏襲していて、いまでも「それでよかった」と考えていますが、発行当時は、まあ、多少混乱(というか「たいへんだった」w)しました。じつはこの号、紙質も「真っ白→ややクリームがかっている」/初寄稿の方が多い、等々、先を見据えてのチャレンジングな1冊だったんですよね。ここ数年で小誌を知った方などにも、ぜひ読んでいただきたいです。
・第12号は、長かったコロナ禍を抜け出して、ようやく関係者とのリアルな打ち合わせなども自由にできるようになった1冊。現在ADを務めてくださっているデザイナー・太田明日香さんとは、この号が初仕事。そして寄稿者数がついに40名を超えたり、とヴォリューム/ヴァラエティ感も満載。誌面では3段組のレイアウトも試してみたりして...と新境地を目指してみたのですが、mmm、いま振り返ると、本号のポテンシャルをもう少しうまく万人に伝える方法があったのではないか、と思ったりも(実際、次号からはSNSでの発信方法や書店営業を少し変えたりしているのです)。
ということで、明日10月1日から10月10日まで、Witchenkare STOREにて期間限定のSALEを開催します。あっ、BNの寄稿者などについては公式SNSの他、Wikipedeiaでも確認できますので、どうぞよろしくお願い致します。
以下、一部過去記事との重複になりますが、「6」と「12」の概要を。
Witchenkare vol.6
発行日:2015年4月1日
出版者(not社):yoichijerry(よいちじぇりー)
ISBN:978-4865380309
本体:1000円+税
【寄稿者/掲載作品】
002……【目次】
004……仲俣暁生/1985年のセンチメンタル・ジャーニー
008……西森路代/壁ドンの形骸と本質
014……開沼 博/ゼロ年代に見てきた風景 パート2
020……姫乃たま/21才
026……武田砂鉄/キレなかったけど、キレたかもしれなかった
032……宇田智子/富士山
040……吉田亮人/写真で食っていくということ
046……野村佑香/今日もどこかの空の下
052……大澤 聡/流れさる批評たち──リサイクル編
062……若杉 実/マイ・ブラザー・アンド・シンガー
070……中野 純/つぶやかなかったこと
076……谷亜ヒロコ/よくテレビに出ていた私がAV女優になった理由
080……東間 嶺/ウィー・アー・ピーピング
086……小川たまか/南の島のカップル
092……西牟田 靖/「報い」
098……久保憲司/スキゾマニア
106……藤森陽子/バクが夢みた。
112……井上健一郎/路地という都市の余白
116……我妻俊樹/イルミネ
120……木村重樹/40年後の〝家出娘たち〟
126……諸星久美/アンバランス
132……大西寿男/before ──冷麺屋の夜
142……辻本 力/雑聴生活
146……友田 聡/中国「端午節」の思い出
150……出門みずよ/苦界前
154……荒木優太/人間の屑、テクストの屑
160……山田 慎/パンと音楽と京都はかく語りき
164……三浦恵美子/子供部屋の異生物たち
172……柳瀬博一/ぼくの「がっこう」小網代の谷
182……長谷川町蔵/サードウェイブ
190……円堂都司昭/『漂流教室』の未来と過去
196……かとうちあき/のようなものの実践所「お店のようなもの」
200……須川善行/死者と語らう悪徳について 間章『時代の未明から来たるべきものへ』「編集ノート」へのあとがき
206……後藤ひかり/南極の石を買った日
210……武田 徹/『末期の眼』から生まれる言葉
216……美馬亜貴子/二十一世紀鋼鉄の女
222……多田洋一/幻アルバム
234……【参加者のプロフィール】
写真:徳吉久
アートディレクション:吉永昌生
校正:大西寿男
編集/発行:多田洋一
Witchenkare VOL.12
発行日:2022年4月1日
出版者(not社):yoichijerry(よいちじぇりー)
A5 判:252ページ/定価(本体1,500円+税)
ISBN::978-4-86538-128-3 C0095 ¥1500E
【寄稿者/掲載作品】
006……トミヤマユキコ/わたしはそろそろスピりたい
016……ふくだりょうこ/死なない選択をした僕
020……武田徹/レベッカに魅せられて
030……カツセマサヒコ/復路、もしくは、ドライブ・ユア・カー
044……木村重樹/2021年「まぼろし博覧会」への旅──鵜野義嗣、青山正明、村崎百郎
050……姫乃たま/クランベリージュース
054……ジェレミー・ウールズィー/PMCの小史
062……武田砂鉄/クリーク・ホールディングス 漆原良彦CEOインタビュー
068……青柳菜摘/ゴーストブックショップ
072……長谷川町蔵/Bon Voyage
080……スイスイ/わたしはその髪を褒めれない
098……柳瀬博一/2つの本屋さんがある2つの街の小さなお話
108……長谷川裕/ふれあいの街 しんまち
144……宇野津暢子/秋田さんのドタバタ選挙戦
154……山本莉会/ゴーバックアゲイン龍之介
160……宮崎智之/オーバー・ビューティフル
172……吉田亮人/撮ることも書くことも
176……藤森陽子/おはぎとあんことジェンダーフリー
180……中野純/完全に事切れる前にアリに群がられるのはイヤ
196……東間嶺/「わたしのわたしのわたしの、あなた」
216……ナカムラクニオ/妄想インタビュー 岡倉天心との対話──「茶の湯」という聖なる儀式について
232……谷亜ヒロコ/テレビくんありがとうさようなら
236……小川たまか/女優じゃない人生を生きている
246……参加者のVOICE
251……バックナンバー紹介
編集/発行:多田洋一
写真:白山 静 Instagram:https://www.instagram.com/oriondayo_/
Art Direction & Design:太田明日香