2021/05/13

volume 11寄稿者&作品紹介13谷亜ヒロコさん

 「隣の芝生は青く見える」じゃないんですが、短くもなく小田急線デフォルトの生活をしていると、同じく都心と郊外を併走している他線のことも気になるものでして、とくに「横浜寄りの町田市」在住の私にとっては生活圏が微妙に被る田園都市線沿線のこと、興味津々。じつは谷亜ヒロコさんのこれまでの寄稿作からも、「う〜ん、いかにも東急(田園都市線)文化圏」という気配を感じ取ってはいたのです。なので今回、そのあたりについてなにか書いてもらえませんか、とお願いしたらご自身もおもしろがってくれて。〈鷺沼と宮前平ヘブギー・バック〉って、小田急に変換すると〈読売ランド前と生田へブギー・バック〉でいいのかしらん。あっ、よみうりランドEASTでの「ライブ・アンダー・ザ・スカイ」でKYLYNを観た記憶があるのだけど、あれはいつだったか。

拝読して、あらためて小田急線と田園都市線ののっぴきならない因果関係が理解できました。谷亜さんも「セレブ妻で有名なたまプラーザとあざみ野のおかげで、いまや鷺沼もメジャーになったものだ」と書いていますが、そうなんですよ〜。小田急人からすると、「たまプラーザ」(美しが丘)周辺のイメージが急激にアップしたせいで、百合ヶ丘〜登戸あたりが相対的にわりを食ってきたような気がして。...しかし、「どう考えてもスチャダラパーのイメージはズバリ下北沢カルチャーであり、宮前平だの鷺沼みたいな上部だけのハリボテな田園都市線文化圏より、小田急線のそれである」との考察を読むと、やっぱり「隣の芝生は〜」なのかなとも、ってローカルな話題でスイマセン。さて10年後20年後、現在再開発中の登戸と下北沢がどんな街に変貌をとげているのか?

現在の目で、ホームタウンである宮前平を検証する谷亜さん。言葉はそれなりに辛口ですが、でも懐かしい思い出が詰まった場所なんだな、というのがひしひしと伝わってきました。ぜひ多くのかたに読まれて、谷亜さんの思い出を共有していただければ、発行人として嬉しく存じます。



高津区から独立して宮前区が出来た1982年頃の宮前平駅前には、富士見台小学校同級生の親がやっていたヨーデルというパン屋さんがあり、高架下には喫茶店モーツァルトがあり、本屋もレコードショップもあった。レコードショップはいわゆる流行りのCD中心だったが暇があればチェックだけして、少しだけ尻手黒川道路沿いに歩いたCDレンタル店You&Iで借りていた。本屋さんでは雑誌「宝島」を購入。「宝島」は、駅前の本屋で買えるサブカルとしてスチャダラパーのアニとシンコも愛読していたというから、きっと彼らも同じような行動をしていたはず。

〜ウィッチンケア第11号〈鷺沼と宮前平へブギー・バック〉(P074〜P079)より引用〜

谷亜ヒロコさん小誌バックナンバー掲載作品:〈今どきのオトコノコ〉(第5号&《note版ウィッチンケア文庫》)/〈よくテレビに出ていた私がAV女優になった理由〉(第6号)/〈夢は、OL〜カリスマドットコムに憧れて〜〉(第7号)/〈捨てられない女〉(第8号)/〈冬でもフラペチーノ〉(第9号)/〈ウラジオストクと養命酒〉(第10号)

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Vol.11 Coming! 20210401

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