今回の制作行程では紙をほとんど使わなかった。昨年の構想段階では、打ち合わせのために媒体企画書をプリントアウトして持ち歩いたが、それ以降、私は一度もプリンタを使わないでここまでの作業を終わらせました。
プレーンテキストで受けとった原稿を私がWordで仮レイアウト(縦組み)し、寄稿者とやりとり。その後、修正済みのプレーンテキストを仮レイアウトともにデザイナーへ。できあがったPDFで寄稿者に校正をお願いし、修正箇所(この段階でファクスで戻ってきた方1名、プリントアウトしたものに手書きで赤入れした方1名)を私が集約し、PDFにしてデザイナーにバック。
このプロセスを1〜2度経て、デザイナーがプリントアウトしてくれた全ページ(裏面使用済みリサイクル、地球万歳!)を責了紙にしようかと思ったが、じつはまだ、ポロポロと誤字脱字(寄稿者からの修正も!)があり、最終的には入稿用PDF(入稿データもPDFです)でそれまでの修正箇所を全部チェックして、ここから先なにかあったら印刷会社との作業、という意味で「責了」としましたが、「校了」「責了」といった言葉の私の使い方、紙が活躍した時代と、たぶんズレてますね。
そしてほんとうはまだこれから先にも紙の行程、「印刷会社によるプリントアウト」が残っているんですが(かつてならそこで「校了」?)、でも私の感覚では「最後に見たPDF」で校了(以後は印刷プロセスなので「責了」と言ってもいい?)でした。
デジ化の一番のメリットは、全プロセスがデータとして残っていることと、なによりいつでもデスクまわりがすっきりしていること。
Vol.14 Coming! 20240401
- yoichijerry
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