2010/04/05

寄稿者紹介5(友田聡さん)


今回の寄稿者のなかで、友田聡さんは私のもっとも古い友人。大学でのサークル仲間で、その頃は家も近かったのでたがいの実家に泊まって音楽について話し込んだり、と無邪気な思い出を共有しています。

友田さんはもう忘れているでしょうが、私は当時のことでふたつ、強烈に覚えていることがあります。その1は、友田さんに「★We 're An American Band★GRAND FUNK」のステッカー(青い方)をもらったこと。なんで友田がオレにグラファンのステッカーくれたんだか、もうわからない...たぶんあんまり好きじゃなかったから? そのステッカーを私は若気の至りで愛用のテレキャスターのボディの裏に貼っちゃって...じつはそのテレキャスはいまもときどき弾くのですが、ずっと貼りっぱなしでえらく色褪せてます。かといっていま剥がすとそこだけ色が違ってそうで、貼るんじゃなかった、と思いながらそのまま。

そしてその2は、友田邸に泊まって二日酔いで起きたある日、友田さんがつくってくれた豚肉のオイスターソース焼きがめちゃくちゃうまかったこと。たしかダイニングでジャーのごはんとそのおかずだけで食べたのだけれど、なぜあんなにうまいと思ったのか!?  すでに友田さんにはあの時点で、現在の“暮らしのリズム”的できごとに通じる、食に関する独自のなにかが萌芽していたのか? いや、単に腹が減っていただけのような気もするが。

大学を出てからは、OBの集まりなどで会うときは会うけれど会わないときは全然会わない、みたいな感じが続いていて、それでも1990年頃から「友田さとし」の表記で音楽雑誌「ラティーナ」 (LATINA)や、「ミュージック・マガジン」関連のムックなどで名前を見かけるようになって、ああ、友田は字を書く人になったんだなぁと思っていました。

そんな友田さんとあるきっかけでここ数年は年に1度くらい会うようになり、それで「あの洋楽志向だった友田が、なぜ【暮らしのリズム】の友田聡さんになったのか、ちょっとまとまった量の文章で、私にもわかるように教えてくれませんか?」ということで寄稿を依頼し、ご了解いただいた、と。

原稿をもらって一読した私の素直な感想は、「オレはいままで友田のことをなにも知らなかったのかも知れない...」という驚きでした。

Vol.14 Coming! 20240401

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