ウィッチンケア第12号に掲載するすべての写真は白山静さんの作品です。白山さんは1998年生まれで、ご自身のTwitterには、以下の一文が。
「やっぱり、どうしても、絶対、アオなの𓂃𓂃𓂃𓊝𓄹𓄺𓂃𓂃𓂃」
小誌は第9号以降、寄稿作(テキスト)以外のほぼすべてが、写真家の作品発表スペース(紙のギャラリー)となるようなレイアウトに変更しました。vol.9の菅野恒平さん、vol.10の長田果純さんvol.11の岩田量自さんに続き、今回はどなたにお願いしようかと、昨年の秋以降、40人ぐらいの写真家の作品をネットや紙媒体で拝見しました。
私は写真の専門家ではないけれど、20代後半〜30代半ばまでは雑誌、それも「とにかくヴィジュアル(写真)が一番大事」って感じな出版社の仕事を数多くやっていました。港区界隈のエージェントから外国人モデルのコンポジットを取り寄せてセレクトし、スタジオに籠もったりロケに出たり...いま思い返すと、オレほんとうにそんなことしていたんだっけ? みたいな世界ですが(遠い目)。
「ウィッチンケア」では、なによりも個性的な作風の写真家にヴィジュアルを担ってほしい、と考えています。発想としては、↑(仕事時代)にお世話になった方々のように「きっちりやってもらう」というよりも、自由な感じで素のまま、好きな世界を見せてもらいたい、と。
でっ、今回様々な写真家の作品を拝見していちばん印象に残ったのが、NIKONの主宰する「NICO STOP」(「写真がもたらす豊かさ」をテーマに写真やカメラを楽しむための情報を発信しているWEBマガジン)の《「青の写真家」が描く淡くやさしい世界 – オールドレンズとレタッチによる表現の仕方》という記事で知った白山さんでした。Twitterとインスタグラムも拝見すると、とにかく青い。青の美しさに惹かれているのだということが伝わってくる作品ばかり。
(余談ですが、グーグルで「白山静」さんを検索すると、トップで出てくるのが「仮面ライダーフォーゼ」の宇宙鉄人/人間態は女性の姿、なんですよね...)
狐につままれれた気分でもう少しネットで調べて、どうやら女性らしい、私よりかなり若いらしい、Twitterに中央線沿線の喫茶店のことなども書いているから東京近辺にお住まいの方らしい、くらいの情報をもとに、意を決してインスタグラムで連絡をとってみたのが、昨年の10月25日。見本誌送付などのやりとりを経て、関東某所(拙宅から200キロ!)でお目にかかったのですが、とにかく青いセーターが似合っていました。
その後、デザイナーの太田明日香さん、印刷会社の担当者も交えた打ち合わせを新宿でおこない、掲載写真が決定して...。
というわけで、小誌第12号のビジュアルは「青の写真家」こと白山静さんの写真に支えられています(大感謝!)。ほんとうは全作品をカラーで掲載できればよかったのですが、誌面の都合でゴメンナサイ。白山さんの写真をもっと堪能したい方は、下記の白山静さんのサイトへも、ぜひ!
【Twitter】
【Instagram】
https://www.instagram.com/oriondayo_/
https://www.instagram.com/oriondayo_/
【SUZURI】
https://suzuri.jp/_melondayo
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※ウィッチンケア第12号、アマゾンでも予約開始しています。