ウィッチンケア第10号に掲載するすべての写真は、前号に「八春秋」という一篇を寄稿してくれた長田果純さんの作品。長田さん、最近は三越伊勢丹グループの春のキャンペーン「花々祭2019」の特設ウェブサイト(MIKIKOさん、犬山紙子さん等)、ロックバンド・Lenny code fiction(レニーコードフィクション)片桐航さんの撮り下ろしなど、ファッションや人物撮影で活躍していまして、昨年の『コマーシャル・フォト』(2018年 8月号)では〈【特集】彼女たちの視点 共感時代の女性フォトグラファー〉の一人として紹介されています。
...あと10日ほど経つと、次の元号が発表される、とのこと。私(発行人)は次の天皇陛下と同学年(同級生には「美智子さん」が多い)としてこの世を生き存えてきましたが、平成生まれの長田さんの作品が、自ら発行するウィッチンケアの第10号(平成最後の号)を飾ってくれること、なかなか感慨深いのであります。
仕事以外でもフィルムカメラで作品を撮り続けている長田さん。今回小誌に掲載される作品については「個人的な写真」とSNSで語っていまして...たしかにどれも、写真という表現を介して作者個人の〝言葉(というか「声」のようなもの)〟が伝わってくるものばかり。「なにかが写っている」んだけれども、でもそれだけではなくてその背後にもやもやとした〝言葉〟の気配を感じるのです。それは「メッセージ」とかいうわかりやすいものではなく、もうちょっともやもや(←この表現が適切かどうか、不安/スイマセン)...いやいや、私の拙い説明ではなく、ぜひみなさま、小誌で長田さんの作品と対峙してみてください!
ここに掲載したのは、小誌第10号の扉写真。他にも素敵な写真、そして長田さんの寄稿作も掲載されていますので、みなさまお楽しみに! あっ、アマゾンでの予約もすでに始まっています!
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Vol.14 Coming! 20240401
- yoichijerry
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