2018/03/19

菅野恒平/Kohey Kannoさんについて

ウィッチンケア第9号に掲載されているすべての写真は、菅野恒平さんの作品。菅野さんのことを、私はアートフォトマガジン「IMA」Vol.20で知りました。<STEP OUT!>という若手写真家を紹介/発掘するコーナーに載っていた、「Invisible Memories」と題された写真。鮮やかな色彩と不思議な構図が印象的で、解説を読むと、以下のような記述が。

本作「Invisible Memories」は、菅野の祖母が住む福島と、かつて住んでいたニューヨークという二つの場所で撮られた写真を重ね合わせて、一枚のイメージが作りだされたものだ。「震災が起こったという記憶を含んだ、本当に個人的な記録として生まれた」と自身が語るように、被写体となるのは、ニューヨークで出会った人々や身の回りの出来事、そして福島県川俣町の風景など、個人的な視点で感覚的にとらえられた写真が元になっている。
(同作品は菅野さんの公式サイトで見ることができます)

感銘を受けた私は、「IMA」の知人にメールを送付。すると、すぐに返信がきて

>>> さて・・・明日=金曜日 19:00〜21:00の間くらい
>>> 六本木のIMA concept storeにいらっしゃる時間ありませんか?
>>> 菅野君はじめ、数人の若手写真家に会えますよ

と。

...これはなにかのご縁かもしれない、と「美術手帖」編集長の岩渕貞哉が司会のもと、JAPAN PHOTO AWARD 2016受賞者の菅野恒平さん、三田健志さん、大野真人さんが 「何故僕たちは写真なのか。」というテーマで開催するトークショーに伺ったのでした。
http://www.yellowkorner.jp/news/171017.html

小誌今号での掲載作品は、菅野さんがスナップ的に東京で撮影。じつは表紙候補が最後ふたつに絞られまして、残念ながらカラーで掲載できなかった一枚がモノクロ面の扉になっています。なんか惜しいなぁ、という気持ちがあったので、菅野さんにお願いして当ブログで掲載することにしました。



そして表紙写真も今週末には公開しますが、この作品、できれば鏡の前に持っていって映してみてほしい? 菅野さんらしい不思議な要素に、多くの方が気づいてくださると嬉しいです!

Vol.14 Coming! 20240401

自分の写真
yoichijerryは当ブログ主宰者(個人)がなにかおもしろそうなことをやってみるときの屋号みたいなものです。 http://www.facebook.com/Witchenkare