なにやら物々しいタイトルを付けてしまいましたが、ウィッチンケア vol.3はいよいよ明後日にできあがって拙宅へ届けられます。もう、ふだん私が当ブログを書き込んでいる部屋、たぶんCDラックの前あたりにど〜んと積まれ、しばらくはその山を避けながらの生活です。
あっ、最初に、vol.3に関するお知らせを少々。
1.アマゾンでの予約、少しずつですが頂戴して嬉しい限り。あのページ、じつは「目次を見る」をクリックするとちゃんと目次が見られますが、ちょっと気付きにくいですよね。【内容紹介】欄にそのことも記したのですが、却ってわかりにくかったかも...(発売直前なので、ここにも転記)。
Witchenkare vol.3 目次
006……中野 純/美しく暗い未来のために
014……仲俣暁生/父という謎
020……久保憲司/僕と川崎さん
030……かとうちあき/台所まわりのこと
036……池本良介/Bearpark 〜Prefab Sprout と私
044……小田島久恵/スピリチュアル元年
050……武田 徹/お茶ノ水と前衛
054……栗原裕一郎/あるイベントに引っ張り出されたがためにだいたい三日間で付け焼き刃した成果としての「BGMの歴史」
064……浅生ハルミン/あの子
074……多田洋一/きれいごとで語るのは
080……藤森陽子/4つあったら。
084……吉永嘉明/ブルー・ヘヴン
098……大西寿男/棟梁のこころ ─日本で木造住宅を建てる、ということ
108……我妻俊樹/たたずんだり
114……木村カナ/パンダはおそろしい
120……稲葉なおと/段ボール
128……澤 水月/怪談問わず語り
134……友田 聡/手前味噌にてございます
140……やまきひろみ/小さな亡骸
148……高橋宏文/ブルー・ナイルと出逢った人生
154……木村重樹/更新期の〝オルタナ〟
164……多田遠志/電話のお姉さん
186……参加者のプロフィール
http://amzn.to/yaRK7C
2.今号の販売ルートは、私が直接取引をする店舗と、取次会社(株式会社JRC)経由で配本される店舗の2種類があります。直接取引の都内の本屋さんは12日(月)夕方には届けられそう。取次経由の本屋さんではホワイトデー(死語!?)あたりから順次販売が始まって、でっ、現在取扱交渉中の店舗とも今月中には話をまとめ、無事正式発行の4月1日を迎えたい、と。昨年は、今度の月曜日にあたる日に“あのこと”が起こりまして、ほんとにもう。
今号の寄稿者22名による作品。内容は前号にも増してバラエティに富んだものですが、しかし“不思議なシンクロ”も自然発生しております。小誌は自由な文芸(文を芸とする、の意)創作の場なので、作品のテーマや表現形式はさまざま(エッセイ/小説/評論etc.)...それでも、やはり同時代に生きている人間が集まって表現をしたからか、たとえば“あのこと”について言及している作品がいくつかあったりするわけで。
各々が同種のテーマを他人事じゃなく自分の作品として書き記している。このことが、ウィッチンケアvol.3のおもしろさのひとつかもしれない。すべての編集作業を終えて少し時間が経ち、私はそんなことを思っています。「文芸」という言葉を引き寄せて言えば、寄稿者全員が芸達者で、その芸風も個性的。「ああ、これは20110311を経た人々による、2012の春に発行された作品集なんだな」と、感じていただける本に仕上がりました!
【付記】
3/12 午前10時
完成!!
Vol.14 Coming! 20240401
- yoichijerry
- yoichijerryは当ブログ主宰者(個人)がなにかおもしろそうなことをやってみるときの屋号みたいなものです。 http://www.facebook.com/Witchenkare