2024/04/28

VOL.14寄稿者&作品紹介13 星野文月さん

 今回が「ウィッチンケア」への初寄稿となった星野文月さん。私(←発行人)はある方から星野さんの著書「私の証明」を薦められて入手しました。帯には“とある普通の人生における、普通じゃない日々の記録”とあり、どんな話なんだろうと読み始めると...待って! いきなり“普通じゃな”さ過ぎるできごと→恋人が脳梗塞で倒れて緊急手術。ええと、私は正直、いわゆる「可哀想な話」はあまり得意ではないので、この先、主人公の「私」が必死に恋人に寄り添って、でもその甲斐もなく、みたいなストーリーだったらどうしようとは思いつつ、でも、ここで止めるわけにもいかず。結局、一気に読んでしまい、読後には「可哀想」とはまったく別の感情に満たされていました。本の最後に〈おわりに〉という一文がありますが、そこで著者が一連の出来事を「〝あの頃〟」と記しているのがある意味で象徴的で、恋人とのことよりも、「私」が圧倒的に生きていた(る)、そのことの記録なのだな、と。それで、星野さんのことをネットで調べたら、小誌をお取り扱いくださっているBREWBOOKSさんのサイトで、店主・尾崎大輔さん、作家・小原晩さんとともにリレー連載〈ばんぶんぼん!〉を展開中。であれば、と尾崎さんを介して連絡をとり、ご寄稿いただけることになったのです。




 第14号への寄稿作「友だちの尻尾」は、主人公の「わたし」と、「わたし」の家から四十八歩離れたところに住む友だちの「エリ」との交流を描いた掌編小説。2人の通学~校内での様子などが淡々と描かれますが、「わたし」の「エリ」に持つ距離感などは、「私の証明」の「私」が他者との関係性に敏感だったことを彷彿とさせたりもします。そして物語は、雪の降ったある日のエピソードへと。




終盤にさりげなく置かれた“さびしさが形を持ったみたい”という一文が、「わたし」の感受性を細やかに描写しているように思えました。快活そうな「エリ」のどこに、「わたし」は“さびしさ”を感じ取ったのか...ちょっと不思議な表題の謎解きとともに、ぜひ小誌を手に取ってお確かめください。




「お風呂沸いたよー」エリがバスタオルを手渡してくれる。
 光がたくさん注ぐお風呂場はまぶしくて、すこしの間放心していると、浴槽からもうもうと湯気が生まれているのが見えた。濡れて重たくなった靴下とスカート、下着を脱いで床に落とす。シャワーを浴びて、お湯に浸かると硬くなっていたからだがどこまでも解けていくのを感じた。ちゃぷちゃぷと音を立てて揺れる水面を見る。その下には、私の白いからだが沈んでいて、水が揺れるたびにその像も揺れた。
 がしゃ、という音がして、浴室の扉が開く。裸のエリが入ってきて、私の隣に沈んだ。
「エリも入るんだ」
「あれ、だめだった?」
 ちいさな船みたいな浴槽の中で、私たちは同じ方向を見て座っていた。
 

~ウィッチンケア第14号掲載〈友だちの尻尾〉より引用~


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2024/04/27

VOL.14寄稿者&作品紹介12 コメカさん

前号(第13号)が初寄稿、今号が2作目となるコメカさん。私(←発行人)はウェブマガジン《生きのびるブックス》で昨年末から続いている批評ユニット・TVODとしてのパンスさんとの往復書簡「白旗を抱きしめて 〈敗北〉サブカル考」を拝読していまして...elderにとっては、たとえば松本人志の捉え方などがとても興味深いのです。なんであの人があんなにエバっていられたのかが、私なりにわかってきたり。そんなコメカさんは東京都国分寺市にある早春書店の店主様でもありまして、先日訪ねたさい、ちょっと早く着いちゃったんでご近所を散策していたら、フジランチというレトロな洋食屋さんを発見。なかなか趣のあるお店だったので、みなさん、国分寺に行ったらぜひフジランチで腹ごしらえをして、早春書店で良書を大量ゲットしましょう! ...それで、コメカさんの寄稿作「工場」ですが、評論作品かと思いきや、なんとご自身が初めて手がけた小説。冒頭部分の“タバコの匂いが染みついた休憩室で作業着に着替え、タイムカードを切る”を読んだ私は、それからしばらくして、えっ!? まさか、こんなところに連れてこられるなんて!! と、ちょっとびっくりしながら読了しました。 




ご自身が旧Twitter(現X)で「安っぽいフィクション」と語られていますが(私は「安い」とは全然思いませんでしたが...)、かなり目に手の込んだ舞台設定の作品です。正直に告白しますと、私は最初、その仕掛けに気づかずにトロンとした違和感を持ってしまいました。でっ、お原稿拝受後の御礼メールにて、愚鈍な私はその旨を率直にコメカさんにお伝えしまして、それに対するお返事をいただいて、「なんと! そういうことか!!」になった...mmm、ここはネタバレなしで作品に触れて欲しいので、ダンマリ。



主人公の「田中(おれ)」に絡んでくる「小林」が、なんともうざったいです。糊口をしのぐため、と割り切って工場内の単純作業を選んだ「おれ」にとっては、作業そのものよりも、こうした人間関係の方が負担だったりしそうだな...でもまあ人の世は、どこで生きていたってこういうことと無縁ではいられないだろうし、なんてことを考えさせられながら、物語は衝撃の展開へと向かいます。でも、それでも「おれ」は......。みなさま、結末はぜひ小誌でお確かめください。






「田中さんはここに来る前何してたの?」
 休憩時間にへたりこんでいると、小林という年かさの同僚バイトが、タバコを吹かしながら声をかけてきた。伸ばしっぱなしの髪はほとんど白髪になっており、針金のように痩せた腕が作業着から覗いている。
「いや……サラリーマンですよ。普通の」
「営業とかそういうの?」
「まあ、そうですね」
「いや……サラリーマンですよ。普通の」
「営業とかそういうの?」
「まあ、そうですね」

 仕方なく時給で働いているだけのこの場所で、ヤニ臭く小汚い老人にあれこれ身の上を詮索されたくない。顔を伏せて会話を打ち切ろうとしたが、小林はしつこく話しかけてくる。
「何売ってる会社だったの? メーカー?」
 答えたくないが、答えないための対応を考えることの方が面倒だ。
「あー……あれですね、ペット用ロボットです」


~ウィッチンケア第14号掲載〈工場〉より引用~


コメカさん小誌バックナンバー掲載作品:〈さようなら、「2010年代」〉 (第13号)

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2024/04/26

VOL.14寄稿者&作品紹介11 小川たまかさん

 昨年5月に『たまたま生まれてフィメール』(平凡社)を上梓した小川たまかさん。同年8月からはthe letterで日記を配信し続けていて、あっ、でも最新の日記では愛猫の体調不良などもあってしばらくはお休み/原稿執筆に注力する、と...それでも、あいかわらずお忙しそうで、来月刊行予定の雑誌「エトセトラ VOL.11」は表紙に《小川たまか 特集編集》との文字が。また5月19日には京都府乙訓郡大山崎町にある〈大山崎 COFFEE ROASTERS〉にて、小川たまかさんとフェミトーク!というイベントも開催予定です。さて、そんな小川さんが小誌第14号にご寄稿くださったのは「桐島聡のPERFECT DAYS」という、評論的でもある、映画に関したエッセイ。今年1月に死亡した、連続企業爆破事件の被疑者として全国に指名手配されていた男の名前。昨年末に公開されたヴィム・ヴェンダース監督の映画のタイトル。このふたつをを並べて小川さんはなにを語ろうとするのか? 文頭に「※」で“映画『PERFECT DAYS』のネタバレと酷評を含みます。けれど見て感動した人の気持ちを否定するものではありません。LOVE。”との但し書きがあり、そりゃぁ世界最速の読者である私(←発行人)も、心して拝読しましたですよ。




読んだ。小川さんは真面目でまっすぐだな、と感じた。そして私は、この映画からは逃げたままでいたい、と改めて思い直しました。“映画を見に行く際は、事前情報を極力仕入れない。だから知らなかったのだ。あの映画の仕掛け人がファーストリテイリングの柳井正代表取締役会長兼社長の次男・柳井康治取締役だということを”と小川さんは書いています。私には...なぜか過多なくらい事前情報が入ってきていたなぁ。ユニクロや渋谷区の「The Tokyo Toilet」プロジェクトがらみだってことが。そして、なによりも、私はヴェンダース映画、得意じゃないんですよ。唯一いいなと思っているのが、「パリ、テキサス」のサントラ盤の「No Safety Zone」~「Houston In Two Seconds」~「She's Leaving The Bank」あたりの流れくらいで。あと役所広司は「すばらしき世界」「孤狼の血」などで役者さんとして魅力を堪能したので、この映画は最初からパス。


ニュースやテレビのCMで、あー、いまの日本は綾瀬はるかも桑田佳祐も村上春樹もユニクロなんだな、とそれなりに思うところはあります。だから、本作に同意するところは少なくない。でっ、小川さんはご自身の思うところを記す。私は逃げる...「見ない」を通す...「見ない」(…ついでに、「着ない」)もひとつの意思表示ではあると思っている。さて、小誌を手にしたみなさまは、どう感じるのでしょうか。まずはぜひ、小川たまかさんの「桐島聡のPERFECT DAYS」をご一読ください!







 ニコを迎えに来た平山の妹・ケイコ(麻生祐未)は、運転手付きの車に乗っている。久しぶりの再会であるらしい兄妹はぎこちなく言葉を交わし合い、本当にここに住んでいるのか聞きづらそうにする妹は、少し言葉をためてから言う。「たまにはお父さんの様子を見に来てあげて。もう昔みたいじゃないから」みたいなことを。平山は申し訳なさそうに首を振り、妹は仕方ないという顔をして、二人は少し抱き合ってから離れる。妹と姪を乗せた高級車は、狭い路地を帰っていく。

 待て待て待てーい。

 平山さん、いいとこの子だったんですか。

 じゃあ何ですか、質素だけれど丁寧な暮らしはコスプレですか。帰ろうと思えばいつでも太い実家に帰れるってことですか。

 いや、わかるよ。こんな資本主義の世の中ではあるが、別にモノを多く持っていることが幸せではない。そんなことより毎日をつつがなく過ごし、ふとした木漏れ日にも感動を見出すことが、人間の本当の幸せじゃないですか、みたいなメッセージ。私も高価な墓石を建てるより、少しの好奇心を絶やすことなく生きる方が幸せだと思うから。でもさ。


 

~ウィッチンケア第14号掲載〈桐島聡のPERFECT DAYS〉より引用~



小川たまかさん小誌バックナンバー掲載作品:〈シモキタウサギ〉(第4号)/〈三軒茶屋 10 years after(第5号)/〈南の島のカップル〉(第6号)/〈夜明けに見る星、その行方〉(第7号&《note版ウィッチンケア文庫》)/〈強姦用クローンの話〉(第8号)/〈寡黙な二人〉(第9号)/〈心をふさぐ〉(第10号)/〈トナカイと森の話〉(第11号)/〈女優じゃない人生を生きている〉(第12号)/〈別の理由〉(第13号)

 


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2024/04/25

VOL.14寄稿者&作品紹介10 長谷川町蔵さん

 小誌第5号からの寄稿者・長谷川町蔵さん。今号での「チーズバーガー・イン・パラダイス」が10作目。物語の舞台はハワイです。ハワイ…私(←発行人)は諸般のしがらみがあって、新婚旅行を彼の地で過ごしました。ほんとうはのんびり自由にあちこち行ったりしたかったのですが、その“諸般のしがらみ”のせいで、到着したらいきなりそうめんのウェルカムランチをツアー客全員で食べなきゃいけなかったり、やたら免税お土産店にいかされたり。でっ、マウイもいけたんですが、そんなパック旅行になっちゃってたんで、どこがなにでどうなんだか…ってな与太話はともかく、編集作業中のやりとりで伺ったところ、長谷川さん、実際に2023年6月にマウイ(とオアフ)に滞在していた、とのこと。であれば、この一篇の顛末は、心に染み入るようなできごとであっただろうとお察し致します。お原稿をいただいたのが今年2月でして、私は何度か旅行や取材で訪ねたことのある、能登半島のことも思い重ねて拝読しました。





作品前半、旅先のクルマで聞くポスト・マローンやストーンズがいつもより魅力的に感じられる描写がありまして、わかるなぁ、とニヤニヤしてしまいました。これは逆のこともありえて、それこそ私、能登先端の禄剛埼灯台(狼煙の灯台)あたりを走行中にスティーリー・ダンをかけていたことがあって、「こいつらダメだなぁ」と思った記憶が。。また音楽がらみですと、中頃に語られている「ラハイナ」にまつわる逸話もおもしろくて。“永ちゃんは風の噂で町の名だけ聞いて曲を作ってしまったにちがいない”…YouTubeで聞いてみて、まったくもって長谷川さんのご指摘通りなのだろう、と納得致しました。ある種のエキゾチカ、なのかな、あの曲は?


ハワイの歴史的な成り立ちなども踏まえた、愛情に満ちた掌編小説。私が紹介したのは音楽にまつわることばかりになってしまいましたが、作品タイトルである「チーズバーガー・イン・パラダイス」というお店も、ストリートの風景も素敵で、主人公である「君」の“近いうちにまたこの場所に来ようと決意する”という気持ちも、すごくわかる。顛末…これは敢えて触れませんので、 みなさま、ぜひ本作を読んで、ご確認のほどお願い致します。





 君は一瞬、マウイ島滞在を延長してラハイナ本願寺の盆踊り大会で踊る自分の姿を夢想する。しかし仕事やお金のことを考えてすぐに断念する。さらにワイネエ・ストリートを直進した君は、錆びついたクラシックカーが捨てられている景色に出くわす。車の背後には、何事もオープンなこの島にしては珍しく高い塀が立っていて、中を覗けないようになっている。19世紀、捕鯨基地として栄えていたラハイナの街は、ならず者だらけの鯨取りの蛮行に悩まされていた。ハレ・パアハオと呼ばれるこの施設は、かつて彼らを収容する刑務所だった。

 目的地に時間通りに到着できなくなるのを心配した君は見学を諦め、フロント・ストリートに戻ると、今度はラハイナの中心街を逆方向に歩きだす。

 


~ウィッチンケア第14号掲載〈チーズバーガー・イン・パラダイス〉より引用~



長谷川町蔵さん小誌バックナンバー掲載作品:〈ビッグマックの形をした、とびきり素敵なマクドナルド〉(第4号&note版ウィッチンケア文庫》)/〈プリンス・アンド・ノイズ〉(第5号)/〈サードウェイブ〉(第6号)/〈New You(第7号)/〈三月の水〉(第8号)/〈30〉(第9号)/〈昏睡状態のガールフレンド〉(第10号)/〈川を渡る〉(第11号)/〈Bon Voyage〉(第12号)/〈ルーフトップ バー〉(第13号)



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2024/04/24

VOL.14寄稿者&作品紹介09 内山結愛さん

 今号が「ウィッチンケア」への初寄稿となった内山結愛さん。内山さんはアイドルグループ・RAYのメンバーとしての活動だけでなく、ご自身のnoteでの「週一のペースでディスクレビュー」、Twitter(現X)での「#内山結愛一日一アルバム」など、つねに音楽的発信を続けてきていまして、とくにnoteでのレビュー...ここでのアルバムのチョイスが、ここ数年、私(発行人)の音楽的嗜好に刺さりまくること、数知れずなのでした。とくに決定的だったのが(...マニアックな話でスイマセン)2022年8月15日の《Genesisの『Lamb Lies Down on Broadway』を聴いてみた編》で、CDだとM-18になる「The Colony Of Slippermen (The Arrival/A Visit To The Doktor/Raven)」を“展開コロコロ変わるし、ボーカルは1人4役くらいやっているし、みんな忙しそう”とレビューされていまして...まいりました。仰るとおりだと私も思います、と。じつはこのアルバム、私の生涯ベスト1でして(たしかジム・オルークもそんなこと言ってた記憶が)~~~もうね~~~、いつかは書き手として小誌にご登場願いたいと、常々思っていまして、今回勇気を出してnoteからDMしてみたわけなのです!




届いた作品のタイトルは「散歩、あるいはラジオ」。音楽から離れた内山さんの、ささやかでのんびりした日常が綴られているのかと思いきや、違いました。なんと、音楽への情熱と同じくらい、いや、それ以上の情熱を捧げて散歩の真髄を追求していました。それはまるで、noteでのレビューで多様な名盤にチャレンジして「自分なりの〝答え〟」を導き出していくように。こんなに真面目に真摯に散歩してもらえて、内山さんに踏まれた道も、目に映った風景も、そして絶妙な散歩のお供であるラジオ番組も、幸せだと思わなければいけません!




作品内で、きっと誰もが釘付けになりそうなパワーワードが「ハード散歩」。“根が方向音痴だし、沢山散歩してきたのに、未だに距離の感覚が掴め”ないと語る内山さんが、ときに陥ってしまうこの状況については、ぜひとも本作を実際に読んで共感していただきたく存じます。他にも「無」「地獄」「絶望」なんて、物騒な言葉もちらほら、でも筆者は明らかに散歩を楽しんでいるようで、その生き生きした感じが伝わってくる、ほんと、内山さんにしか書けないエッセイ。この一篇を今号に掲載できたこと、発行人として、とっても嬉しいです。




 それでも、やっぱり散歩が好き。散歩をしながら聴くラジオも好き。基本的に好きなお笑い芸人さんのラジオを聴いている。普段はアイドルであるという立場上、下品な発言や、ブラックジョークは控えているから、日頃溜め込んでいる自分の中の下品成分を、ラジオの中の芸人さんたちが笑いと共に消化してくれている。白昼堂々、耳の中で下品なトークを繰り広げるのが堪らなく気持ちが良い。「此処では何も失うものがない」と判断した道を歩いている時は、笑いを堪えるでもなくゲラゲラと笑う。それもまた清々しい。
 
~ウィッチンケア第14号掲載〈散歩、あるいはラジオ〉より引用~


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Vol.14 Coming! 20240401

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yoichijerryは当ブログ主宰者(個人)がなにかおもしろそうなことをやってみるときの屋号みたいなものです。 http://www.facebook.com/Witchenkare