2024/04/19

VOL.14寄稿者&作品紹介04 木村重樹さん

今号の巻末近くにある【参加者のVOICE】にて、木村重樹さんは“本誌第13号の近況で「今回の原稿は、前号寄稿文の〝続編〟としても読める仕様です」と記したのだけど、1年後の本誌でもほぼ同様(マンネリ)”...などと書いていらっしゃいまして、mmm、私(発行人)的視点からするとこれはつまり筆者にとっては「マンネリ」というより「引くに引けない」のが鬼畜系イシューなのか、と思うわけですが、しかしあの東京オリンピックの夏のころの小山田圭吾騒動とはいったいなんだったのか? とくにテレビ...いろいろコメントしている輩を眺めながら思ったのは、このなかに「ヘッド博士の世界塔」を聞いた人って何人いるのかな、くらいだったでしょうか。テレビ...きっと数年後には水原一平騒動とはいったいなんだったのか? になってたりして。テレビ...最近は三浦瑠麗さんも成田祐輔さんもわかしん。さんもキャンセルされちゃって、いよいよつまらなくなってきました(個人の感想です)。 




寄稿作の後半、木村さんは“かたやソーシャルメディアや言論空間で日夜繰り広げられている「憎悪の連鎖」の向かう先に思いをはせると、なおさらゲンナリする”と書いています。私は90年代の鬼畜系と電波系の違いもよくわからない人間ですが、「ちょっとエキセントリックな言動」というのは、そのときどきの世の中を覆う暗黙の「これでよし」に対して、疑義を唱えるかたちとして出現するもの(ある種の諧謔?)なのではないか、とは思っていまして...だとすると、昨今のSNSでの「憎悪の連鎖」って、そもそも何処の誰が何を「これでよし」としたうえで拡がっているのかすらわからないのが、ひたすら不気味。


そして今作には、昨年5月にひだりききクラブのお二人とコラボした《BOOK LOVER'S HOLIDAY》の様子も記されています。なんだか私はキョドった感じのキャラとして描かれているようにも感じたのですが、それは自意識過剰? みなさま、ぜひ小誌を手に取って、内容をお確かめいただければ幸いかと存じます。




 ゔぇ? いきなり誰かと思いきや……ライターにしてドルオタ仲間のロマン優光氏ではありませんか?

 そもそもロマン氏と私が親交を持つきっかけになったのは2019年の春、『90年代サブカルの呪い』なる彼の新刊がコアマガジン社から出た直後、共通の知人の紹介で(90年代サブカルからテン年代地下アイドルに至る)お互いの共通関心にまつわる雑談をするようになってから。そういえば当該書の「サブカルしくじり先生」という章には、先の東京オリパラ開催時の炎上騒動の引き金となった〝小山田圭吾のいじめ問題〞についての言及があったよな、などと思い返す。

 ちなみにその日のロマン氏が憤慨していた〝小山田圭吾の本〞とは、昨年2月に集英社新書から刊行された、片岡大石著『小山田圭吾の「いじめ」はいかにつくられたか 現在の災い「インフォデミック」を考える』のこと。タイトルが内容を要約しているように、本書の基本的な論調は「小山田圭吾のオリパラ炎上騒動は、多くの誤情報がSNSなどを通じて(感染症のごとく)社会に広がった結果に他ならない」というもの。

 

 

~ウィッチンケア第14号掲載〈〝ほどほど〟のススメ/あるいは/続「本当は優しい鬼畜系」の話〉より引用~


木村重樹さん小誌バックナンバー掲載作品私が通り過ぎていった〝お店〟たち〉(第2号&note版ウィッチンケア文庫》)/〈更新期の〝オルタナ〟〉(第3号)/〈マジカル・プリンテッド・マター 、あるいは、70年代から覗く 「未来のミュージアム」〉(第4号)/〈ピーター・ガブリエルの「雑誌みたいなアルバム」4:雑感〉(第5号)/〈40年後の〝家出娘たち〟〉(第6号)/〈映画の中の〝ここではないどこか〟[悪場所篇]〉(第7号)/〈瀕死のサブカルチャー、あるいは「モテとおじさんとサブカル」〉(第8号)/〈古本と文庫本と、そして「精神世界の本」をめぐるノスタルジー〉(第9号)/〈昭和の板橋の「シェアハウス」では〉(第10号)/〈生涯2枚目と3枚目に買ったレコード・アルバムについて──キッス讃〉(第11号)/〈2021年「まぼろし博覧会」への旅──鵜野義嗣、青山正明、村崎百郎〉(第12号)/〈アグリーセーター と「本当は優しい鬼畜系」の話〉(第13号)

 

※ウィッチンケア第14号は下記のリアル&ネット書店でお求めください!

 

https://note.com/yoichijerry/n/n08f19b55d090

 

 

【最新の媒体概要が下記で確認できます】

 

https://yoichijerry.tumblr.com/post/747812865194475520/



2024/04/18

VOL.14寄稿者&作品紹介03 古賀及子さん

古賀及子さんは今号が小誌への初寄稿でして、御著書「ちょっと踊ったりすぐにかけだす」を私が入手したのは、昨年の秋、都内某書店にて。平台に積んでありまして、まずタイトルに惹かれ、脇にあった手書きのPOPを読み、さらに店主様にも薦められて購入。300ページ越えの本ですが、帰宅して一気に読んでしまいました。ものすごく日常、ものすごく家の中。なのに、日々発見があって、ちょっとしたできごとにも多様な意味が含まれていることに気づいて(読者も気づかされて)…筆者は「気づきの人」なんだと強く思いました。たとえば、娘が付けたテレビに「家族で楽しく!」的な商品が映し出される。ふと、広告の家族はなぜいつも「なんの問題もない明るいもの」として描かれるのか…「ドラマでも映画でもなんらかの物語が家族を取り上げるときその家族関係はいつももろくデリケート」なのに、と気づいてしまう(「」内は御著書からの引用)。そんな古賀さんに「他媒体では書かないようななにかを」と寄稿依頼したところ、良い機会だからと自身初の掌編小説を送ってくれたのです。 




「えり子さんの失踪」と題された一篇。語り手の「私」にとってえり子さんは、母親のはとこにあたる親戚です。東京・神谷町で小さな飲み屋を営んでいて、「私」はその店で高校生のころからアルバイトもしていました。2人の関係は良好のようで、「私」にとってえり子さんは人生の良き先輩というか、頼れる年の離れたお姉さん、みたいにも読めます。物語前半、「私」の観察眼の鋭さが筆者のそれと重なるようで、日常風景が細やかに浮かんできます。しかし後半になると、えり子さんにも「私」にも、おーい大丈夫ですか!? というできごとが。




ちょっと踏み越えてしまったような以後の展開、ぜひ小誌を手にしてお楽しみください。でっ、書き忘れていましたが、「ちょっと踊ったり~」のプロフィールを拝読して、私は過去の記憶が甦ってきました。ああ、あの、納豆を蟹味噌にしてしまった方であったか! と。古賀さんは現在、今年2月に上梓した「おくれ毛で風を切れ」「気づいたこと、気づかないままのこと」という2冊の本に関わるイベント等でかなりお忙しそう。そんなさなかに小誌へもご寄稿くださったこと、あらためて感謝いたします!




 平日繰り返されるえり子さんの支度の様子は大人の世界そのもののように見えて、私は好きでした。
 鏡の前にはランコムの化粧水や乳液が並んでいました。メイクバッグに入った化粧品は全部シャネルです。えり子さんはヘビースモーカーだから、ランコムとシャネルにたばこのにおいがまざって、部屋は独特のにおいの空気でいっぱいでした。
 夜が近づくと、着物のえり子さんがにおいの部屋からびしっとして出てきます。
 えり子さんは、顔面上にパーツが上手に並んだ、印象の控え目な古風な美人です。背が150センチに満たない小柄な人で、けれどお店に立つ格好が整うと、全身から気概がみなぎって世慣れした風格が立ちのぼり大きく見えました。
 出がけに台所で最後に1本、たばこを吸います。今日はどれくらいお客があるかねえ、予約が入ってないんだよ、お茶挽かなけりゃいいけどね、儲かったら小遣いやるからねと言って、手ぶらで出かけていくのがいつものことでした。
 
~ウィッチンケア第14号掲載〈えり子さんの失踪〉より引用~


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2024/04/17

 VOL.14寄稿者&作品紹介02 鶴見済さん

 今号が初寄稿となる鶴見済さん。私の本棚にはむかしから鶴見さんの御著書が何冊か並んでいて、なかでも「無気力製造工場」にはちょっとした思い出があるのです。新刊時に入手して、第1章に収められた《「なんだか不発な毎日」をワールドカップと自分に見た!》という一篇を読んで、そこで語られているストーンウォッシュのGジャンにまつわる逸話にいたく共感して(なんだか「この世の中で生きていくことの嫌さ」の本質を表現している、と感じた)、当時自分がフリーランスで関わっていた仕事で、鶴見さんに寄稿依頼したいなと思ったんですが...編集担当社員さんにはピンとこなかったみたいで、うまく進められなくて。時は流れて、現在の鶴見さんはつながりづくりの場「不適応社の居場所」を主宰。近著「人間関係を半分降りる── 気楽なつながりの作り方」では現在の生きづらさについて、自身の体験を踏まえて考察しています。




そんな鶴見さんが「エッセイを書くのはひさしぶり」とご寄稿くださったのは、鉢花に夢中だったころの話。作品冒頭に“20年位前に花にはまっていた、とこれまでずっと思ってきた。けれども間違っていたかもしれない”とあり、それでは自分は、なにがおもしろくて部屋にいくつもの鉢花を置き、愛でていたのかについて考え始めるのですが、そのスケール感がとっても桁違い! きれいだから、とか、インテリアとして、とか、そういうのとはかけ離れた、異次元の植物栽培体験記が展開するのです。





中〜後半に出てくる、西表島で初めてマングローブ(ヒルギ)と出会った衝撃についての箇所にも惹き込まれました。“自分はヒルギの鉢を、ゆくゆくは本物の海岸のようにしたかった”という、壮大な野望の行方とは!? ぜひ小誌を手に取ってお確かめください。そして、長い時間が経ち、昨春の文フリ東京で鶴見さんとお目にかかり(ご縁を繋げてくれた木村重樹さんに感謝!)、あのとき果たせなかった寄稿依頼ができた&ご快諾いただけたこと、とっても嬉しく存じます。




 そして植木鉢のなかでのエネルギーの循環を考える。その空想は時に地球上のエネルギー循環にまでに及ぶ。

 葉や花の死骸は見事に土に還っていった。それはまた根から吸い上げられて、新しい花や葉をつける養分となることだろう。

 自分の髪や爪のかけらも、土に還って植物の養分となったのだ。まるで生まれ変わりのようではないか。

 世の中はうまくできているものだと満足が行くのだった。

 こんなことをして面白がっているので、自分は切り花を買ったことがない。花が好きでやっているはずなのに、切り花を買う気がしない。

 つまりこれは花の趣味ではないのではないか。何か別の「植物実験」とでも言うべきものではないか。そんな疑問が湧いてくるのだった。


~ウィッチンケア第14号掲載〈植物実験をしていた頃〉より引用~



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2024/04/16

VOL.14寄稿者&作品紹介01 谷亜ヒロコさん

谷亜ヒロコさんととある場所で知り合ったのは20世紀の終わりごろでして、その時点で谷亜さんはすでに作詞家さんだったのですが、いやぁ、今号への寄稿作を読んで、いろいろびっくりしましたですよ。なんと、すでに10代で作詞を生業としていたとは! でっ、本作ではかなり生々しくバブル当時のおカネの話が記されていまして、出てくる数字、世代によってどう読まれるのか興味津々なんですが、しかしただ傍観者面しているのも失礼なので、私も多少あのころのことを。1980年代後半、私は某出版社がつくってくれた「クリエウティヴ・ディレクター」という肩書きの名刺で広告絡みの仕事をしていました。名刺には雑誌名のロゴがいくつも並んでいて、そのどれでも、見開き(2P)を引き受けると12万円(制作費/経費は別精算)。ページが増えると1Pあたり3万円プラス。谷亜さん、“これ、一ヶ月に2曲やれれば余裕で一人暮らしをして食っていけるなと思った”と書いていますが、私も月に○ページくらいやって食ってた。



 

2024年の、サブスクでの「作詞の著作権収益」の数字も感慨深いです。“Spotifyだと1再生の作詞の著作権収益は、0・04円ぐらい。1万回再生されたとて、400円の収入だ。1000回再生で40円というのもザラにある”...まさに、タイトルである「フィジカルなき今」の現実。ふと、映画「花束みたいな恋をした」の麦くんがイラストの料金交渉をして「いらすとやさん使うからいいです」と断られたシーンを思い出したりして。いやいや、この先は「AIでやるからいいです」みたいな未来が、すぐそこにある!?


作中の「今や運転免許証やマイナンバーカードなどの証明書がないと、スマホはおろか、銀行口座も作れない。フィジカルがないと、フィジカルなきものを持てない時代」という指摘も鋭いと思いました。まあ、でも、これからはいわゆるデジタル・ネイティヴの人たちが世の中のかたちを整えていくのだと思うので、私も谷亜さんを見習って、世の中から弾き飛ばされないようにいろいろ頑張ってみる所存です(←精神論!)。みなさま、谷亜ヒロコさんの作詞家クロニクル的なエッセイを、ぜひ手に取ってご一読ください。






 私の場合、まだまだ人生長そうなので、潜伏生活を送ってはいられない。36年前、作詞の仕事と並行して放送作家の仕事も始めたが、これもバンド時代の友達の紹介があってのこと。この時業界の先輩に教わったのは「フリーランスは、会社員の3倍稼いで、取りっぱぐれたギャラがあっても深追いしないほうがいい」ということ。今、なかなかイケてるフリーランスでも、中高年以上になると3倍は難しい。そして何十年も前に取りっぱぐれたギャラや印税を、私は今でも恨んでいる。昔の常識は何も通用しない。


~ウィッチンケア第14号掲載〈フィジカルなき今〉より引用~



谷亜ヒロコさん小誌バックナンバー掲載作品:今どきのオトコノコ〉(第5号&note版ウィッチンケア文庫》)/〈よくテレビに出ていた私がAV女優になった理由〉(第6号)/〈夢は、OL~カリスマドットコムに憧れて~〉(第7号)/〈捨てられない女〉(第8号)/〈冬でもフラペチーノ〉(第9号)/〈ウラジオストクと養命酒〉(第10号)/〈鷺沼と宮前平へブギー・バック〉(第11号)/テレビくんありがとうさようなら〉(第12号)/〈ホス狂いと育児がほぼ同じだった件〉(第13号)

 

 

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2024/04/15

正式発行から2週間ほど経ちまして(ウィッチンケア第14号)

  今号は例年より少し遅めの納品日にしたのに、のんびり桜のせいで、開花と出荷がほぼシンクロ状態。3月28日には都内の書店をクルマで廻ったのですが、咲いてないと、なんだかちょっと寂しかったですね。


この写真は昨年3月25日夕方の、神田川近辺↓。





いっぽう、今年は拙宅の部屋の窓から見える団地のやつが、そろそろ葉桜に↓。





さて、正式発行から二週間と少し、過ぎました。初っぱなにAmazonさまが少しトラブりましたが(お待たせしてしまった方々、申し訳ありません!)、回復後は毎日稼働しているようでして、ありがとうございます。

https://amazon.co.jp/dp/4865381619


またいくつかの書店様からは追加注文をいただき、こちらも感謝いたしております。ただ、今号の新刊案内での書店様とのやりとりで、「なかなか動かないのですが...」みたいなお返事も少々いただきまして...mmm、この件につきましては、「申し訳ありませんがもう少しご面倒をお許しください」と、しか。


今号は(こんな時代に!)前号より200部ほど多く刷りましたので、前号のように手元在庫が心許なくなったりはしておりません。これからも頑張って、より多くの読者にお届けしたく存じます。それで小誌の場合、表紙に内容を示唆する文言などがないため、ネットに掲載した【もくじ】以外は「読んでみてのお楽しみ」なのでありますが、これ以降はそろそろ...いや、明日からでも《寄稿者&作品紹介》を公式ブログ(とnote)で始めます。まずは、1日1寄稿者&寄稿作品紹介で、どこかからはペースアップして。これから1ヶ月余、各種SNSもさらに喧しくなりそうですが、ぜひお付き合いください。


そして、来月5月19日に開催される「第38回文学フリマ東京」に、今年も「ウィッチンケア書店」として出店します(仲俣暁生さん、木村重樹さんとの共同主宰)ので、ぜひご来店ください。あっ、この機会に、リアルでご挨拶できていない方とも、ぜひお目にかかりたいです。

https://bunfree.net/event/tokyo38/


みなさま、2024年4月1日に正式発行となりました文芸創作誌「ウィッチンケア」第14号を、引き続きどうぞよろしくお願い致します!


★4月8日にまとめた《ウィッチンケア第14号を手に取れる書店》一覧、こちらにも最新版を掲載します!

【北海道】
MARUZEN&ジュンク堂書店札幌店

【秋田県】
乃帆書房

【宮城県】
曲線

【茨城県】
ACADEMIA イーアスつくば店

【埼玉県】
つまずく本屋 ホォル

【東京都】
古書ビビビ
本屋B&B
双子のライオン堂
タコシェ
フラヌール書店
蟹ブックス
書肆 海と夕焼
本屋 title
BOOKSHOP TRAVELLER
SHIBUYA PUBLISHING & BOOKSELLERS本店
BOOKSルーエ
今野書店
BREWBOOKS
葉々社
旅の本屋のまど
早春書店
本屋イトマイ
twililight(トワイライライト)
awesome today
機械書房
透明書店
YATO
古書防破堤
古書 音羽館
書店Eureka
少女まんが館
東京堂書店
青山ブックセンター本店
かもめブックス
サンブックス浜田山
代官山蔦屋書店
TSUTAYA 町田木曽店
紀伊國屋書店新宿本店
紀伊國屋書店小田急町田店
ブックファースト新宿店
ブックファーストアトレ大森店
ブックファースト自由が丘店
ブックファーストルミネ町田店
ジュンク堂書店池袋本店
ジュンク堂書店吉祥寺店
丸善丸の内本店
丸善多摩センター店
久美堂本店
久美堂玉川学園店
久美堂四丁目店
オリオン書房ノルテ店
オリオン書房 ルミネ立川店
くまざわ書店錦糸町店
くまざわ書店武蔵小金井北口店
啓文堂書店荻窪店
啓文堂書店渋谷店
啓文堂書店仙川店
啓文堂書店鶴川店
啓文堂書店府中本店
啓文堂書店三鷹店
芳林堂高田馬場店
慶応生協三田店
東京大学生協駒場店書籍部
東京大学生協本郷店書籍部

【神奈川県】
本屋象の旅
アカデミア港北店
ACADEMIAくまざわ書店橋本店
神奈川大学生協書籍部

【千葉県】
本屋lighthouse

【静岡県】
本と、珈琲と、ときどきバイク。

【長野県
栞日
mountain bookcase

【愛知県】
TOUTEN BOOKSTORE
本・ひとしずく

【京都府】
恵文社一乗寺店
開風社 待賢ブックセンター
hoka books
ホホホ座浄土寺店
シスターフッド書店kanin
丸善京都本店

【大阪府】
犬と街灯
toi books
MoMobooks
ジュンク堂書店大阪本店
MARUZEN&ジュンク堂書店梅田店

【兵庫県】
1003 books

【奈良県】
とほん

【広島県】
ホリディ書店

【鳥取県】
汽水空港

【福岡県】
本のあるところ ajiro
MINOU BOOKSうきは店
MINOU BOOKS久留米店
ジュンク堂書店福岡店

【長崎県】
本屋ウニとスカッシュ

【熊本県】
古本と新刊 scene

みなさま、ぜひお近くの書店で実物の本を目にしてみてください!

画像
ウィッチンケア第14号(Witchenkare VOL.14)発行日:2024年4月1日出版者(not「社」):yoichijerry(よいちじぇりー/発行人の屋号)A5 判:248ページ/定価(本体1,800円+税)ISBN::978-4-86538-161-0  C0095 ¥1800E

【寄稿者/掲載作品】〜「もくじ」より〜
008 谷亜ヒロコ/フィジカルなき今
012 鶴見 済/植物実験をしていた頃
018 古賀及子/えり子さんの失踪
024 木村重樹/〝ほどほど〟のススメ/あるいは/続「本当は優しい鬼畜系」の話
030 オルタナ旧市街/長い長いお医者さんの話
034 我妻俊樹/ホラーナ
040 トミヤマユキコ/人体実験み
044 九龍ジョー/ウルフ・オブ・丸の内ストリート
052 内山結愛/散歩、あるいはラジオ
056 長谷川町蔵/チーズバーガー・イン・パラダイス
062 小川たまか/桐島聡のPERFECT DAYS
068 コメカ/工場
074 星野文月/友だちの尻尾
080 武田砂鉄/クリーク・ホールディングス 漆原良彦CEOインタビュー
086 絶対に終電を逃さない女/二番目の口約束
092 武田 徹/立花隆の詩
098 3月クララ/ゼロ
104 加藤一陽/俺ライヴズマター、ちょっとしたパレーシア
108 木俣 冬/アナタノコエ
112 稲葉将樹/人工楽園としての音楽アルバム ~ドナルド・フェイゲンとケニー・ヴァンス~
118 武塙麻衣子/かまいたち
124 多田洋一/優しい巨人と美味しいパン屋のころ
134 宇野津暢子/休刊の理由~「港町かもめ通信」編集長インタビュー
140 中野 純/うるさいがうるさい
144 すずめ 園/まぼろし吟行
150 仲俣暁生/そっちはどうだい?
156 藤森陽子/富士の彼方に
162 武藤 充/街の行く末
166 朝井麻由美/裂けるチーズみたいに
170 宮崎智之/人生の「寂しさ」について
176 野村佑香/地中海の詩
182 柳瀬博一/湧水と緑地と生物多様性 ~「カワセミ都市トーキョー」の基盤~
188 吉田亮人/そこに立つ
192 美馬亜貴子/拈華微笑 ~Nengemisho~
198 久禮亮太/フラヌール書店一年目の日々
204 かとうちあき/A Bath of One’s Own
208 清水伸宏/業務用エレベーター
214 ふくだりょうこ/にんげん図鑑
220 荻原魚雷/妙正寺川
224 蜂本みさ/おれと大阪とバイツアート
230 東間 嶺/嗤いとジェノサイド
236 久保憲司/吾輩の名前はチャットGTPである
242 参加者のVOICE
247 バックナンバー紹介 


編集/発行:多田洋一
写真:張 子璇(Zhang Zixuan/Kosen)
Art Direction/Design:太田明日香
取次:株式会社JRC(人文・社会科学書流通センター)
印刷/製本:株式会社シナノパブリッシングプレス

《2010年4月創刊の文芸創作誌「Witchenkare(ウィッチンケア)」は今号で第14号となります。発行人・多田洋一が「ぜひこの人に!」と寄稿依頼した、42名の書き下ろし作品が掲載されています。書き手にとって、小誌はつねに新しい創作のきっかけとなる「試し」の場。多彩な分野で活躍する人の「いま書いてみたいこと」を1冊の本に纏めました!》


【公式SNS】
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※ふてき 〜ノベライズ・ウィッチンケア第14号〜
(下記URLを読むと第14号の全体がざっくり見渡せます)https://note.com/yoichijerry/n/n85edaf05ab42


Vol.14 Coming! 20240401

自分の写真
yoichijerryは当ブログ主宰者(個人)がなにかおもしろそうなことをやってみるときの屋号みたいなものです。 http://www.facebook.com/Witchenkare